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正解がなくてはいけないというのが学校の文化になっているので、正解にできるだけ早くたどり着くことが正しいことになってしまっている。

■正解のない人生

「安保関連法に反対するママの会」発起人の
西郷南海子さんが、
学校現場をこのように評しています
(『生活と自治』9月号)。

だから
「(人生のように)正解のない問題を考え、
意見を言うことが難しくなってしまう」
とも。

私は、私立中学の取材をしていましたが、
自由研究では自主的に目標を決めて
整理し考えながら(つまり示されない正解を
追い求めながら)発表まで進む機会を
多くの学校が取り入れていました。

学校現場の実態を知りたいです。

■人生も“コスパ”“タイパ”?

一方で、メディアやネットの声を
見る限り、
“コスパ”“タイパ”の欲求は
呆れるほど旺盛で、
この志向性は、
人生に影響するのではと危惧します。

そして私はやはり、その背景に
学校や家庭で
洗脳される
一方的な効率主義を
感じずにいられません。
      
もちろん人生には、
正解がないですし、
早くゴールすれば必ずいいとも
言い切れません。
“コスパ”“タイパ”との
その食い違いこそが、最近
実に安易に使われる
「生きづらさ」に結びつく、
のではないかと
想像してしまうのです。

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