最好映画。 060 「行き止まりの挽歌 ブレイクアウト」 1988年。
村川透監督、柏原寛司脚本。「あぶない刑事」シリーズがものすごく流行っていた頃に突然現れた和製ハードボイルド。新宿が舞台の雑多な雰囲気と、ずっと動き続けるカメラ、蛍光灯を主体とした撮影が、新しいノワールだ!ってすごく喜んだ記憶があります。村川透監督の「遊戯」シリーズも思い出します。カメラが若干引き気味な分だけオリジナルな雰囲気で、蛍光灯が影響する緑色のトーンといきなり始まる暴力、藤竜也さんの渋さ爆発な男の映画です。警察署内のシーンの猥雑さは日本映画には無いトーン。若干お話が乱暴