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最好映画。 054 「エグゼクティブ・ディシジョン」 1996年。

致死性ガスを盗み出したテロリストがジャンボ機をハイジャック。 撃ち落とすこともできない、要求を飲む訳にも行かない中で、政府の出した選択肢が、ジャンボ機に乗り込んで、テロリストを殲滅すること。荒唐無稽な映画です。 この映画のスゴいところは、人の予想をことごとく裏切ってくれること。 カート・ラッセルが主役だし、スティーブン・セガールもいるし、ジョン・レグイザモもいるし、ジョー・モートン(「スピード」の無茶ぶり指揮官)もいるしで、多分誰かがスーパーマン的活躍をしてなんとかしちゃうんでしょ、と思いながら見始めて15分。 いきなりスティーブン・セガールが空の彼方へはじき飛ばされます。ん?何だ?セガールいなくなったぞ??乗り込んだのは良いけど、銃打ったら飛行機壊れちゃうんじゃないの?とか、帰りの手段はセガールとともに無くなっちゃったし、どうなっちゃうのこれ??と思ってる間に米国圏内へ飛行機は近づいてゆく… 後は見てください。 監督のスチュアート・ベアードは編集出身の人で、「スーパーマン」(1978)のころから活躍して、「リーサル・ウェポン」シリーズ(1と2)や「007 カジノ・ロワイヤル」を担当。見せ方も丁寧で、数フレームで必要な見せ場を落っことすところ無く最後まで連れて行ってくれます。この映画でも編集やってますけど、ご自身の監督作は切れないのか、この後の「追跡者」も含めて、ラストが若干冗長です。 そのカート・ラッセルの活躍いる??と思ってしまったので… デビッド“ポワロ"スーシェが起爆スイッチを持っていると思い込んでいたのに違っていた時の表情とドキドキ感は最高です。 アクションコーナーにありますが、セガールのコーナーにはありません。 あしからず。

http://www.imdb.com/title/tt0116253/

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