もりぐちのりたか

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    最好映画。217 「シコふんじゃった。」1992年。

    周防正行監督の「ファンシイダンス」が大好き。続く「シコふんじゃった。」はもちろん観に行ったんですがもう30年も前の作品。ディズニープラスに現れたので、最後まで見てしまいました。いろんなギャップを相撲が埋めてゆく不思議な映画です。弱気だったり、自慢だったり、宗教感とか、男女差とか、今見るとスレスレの表現もあるんでしょうけど、大いに笑わせてもらいました。部員が1人しかいない弱小相撲部の再生。8年生の竹中直人さんが本当に可笑しい(⌒▽⌒)「まわし」をふんどしって呼ばないこととか、「

      • 最好映画。216 「グレート・ブルー」1988年。

        ちょこっと自慢なんですが「グレート・ブルー」を劇場(日劇プラザ)で観た、数少ない人間の一人です。数少ないというのは、私が観た時でも10人くらいしかいなくて、2週間で打ち切られちゃったからです。リュック・ベッソン監督、デビュー3作目。お話は、素潜りチャンピオンで名を馳せたエンゾ(ジャン・レノ)が、最も恐れているかつての素潜り名人ジャック(ジャン=マルク・バール)を見つけ出して、世界大会に連れ出して、切磋琢磨するけど、だんだん海に魅せられたジャックは・・という、見た目はスポーツ青

        • 最好映画。215 「忍者武芸帳」1967年。

          「サスケ」「カムイ外伝」で有名な白土三平の初期大長編(全17巻)を、漫画原稿を再撮影して映画に仕立てた作品です。1967年にモンタージュだけで131分の映画として公開していたなんて、驚きしかありません。今でいうビデオコンテがずっと続くわけで、耐えられるのかな〜〜、とか雑な思いで見たんですけど、これがとんでもなく面白い。原作を整理して、1960年代の学生運動の嵐になぞらえて展開。市民の力は誘導してこそ強力な力になる。それを忍者が先導したとかしてないとかというお話し。原作はもっと

          • 最好映画。214 「アパートの鍵貸します」1960年。

            ジャック・レモンとウォルター・マッソーが大好き。「フロントページ」「おかしな二人」1960年代から活躍したふたりはそれぞれの代表作があって、ジャック・レモンはビリー・ワイルダー監督との「アパートの鍵貸します」が絶品です。だいぶん久しぶりに観返したんですが、この時代の映画って、きっちりセットがあって、職場と自宅と酒場を行ったり来たりしか生活空間がなくても、全然面白いです。ロケがあんまりないというか。現代にも通じる生活を見ていても楽しいです。保険会社の登録をひたすら続ける主人公の

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            最好映画。213 「フルメタル・ジャケット」1987年。

            あんなに悪口浴びせられると人って変わっちゃうんだな〜って思いながら観ていた45分間が終わって、全く風景の違う後半戦に入ってからが、この映画の本領発揮な気がしてます。地獄の訓練を終えたのに、最前線ではない生活をブーブー言っているジョーカーが、最初に受けて戦闘のシーン。「ホントなのかホントに来たのか?」慌てふためく狼狽っぷりと、直前まで生意気だった新兵たちが戦闘員になってゆく瞬間。45分かけて人がマシンになる工程を描いた後だけに、うわ、やっぱりそうなるんだね(´-灬-‘)、という

            最好映画。212 「プラトーン」1986年。

            ウィレム・デフォーが善人だ!ってびっくりした、ベトナム戦争映画。雨と暑さに蒸せるベトナムの森で戦っていた、兵士たちのお話です。新兵のチャーリー・シーンの顔つきがラスト5年くらいのベテランに見えてしまう成長物語。ラスト、飛び去るヘリを見送るラー役のフランチェスコ・クインが胸を叩いてサインを送るカットで泣いてしまいました。オリバー・ストーンの実体験がもとになった、胸糞悪い状況をエンタメとして描いた不思議な映画です。味方の中にも敵がいるというのは独立愚連隊にも通底するテーマで、高校

            最好映画。211 「ビバリーヒルズ・コップ2」1987年。

            トニー・スコット監督作品大好き!って叫んでもわかってもらえる時代が来た気がします(⌒▽⌒) 特に初期作品のファン。「トップガン」と「デイズ・オブ・サンダー」の間に挟まれた、え、これをなんでトニー・スコットが?という奇跡みたいな映画です。大好きだった「ビバリーヒルズ・コップ」の続編で、あれ以上どうやって笑わせてくれるんだろうとワクワクしながら劇場に行ったら、いきなり宝石強盗のド派手な犯罪シーン。ブリジット・ニールセンがキレキレの衣装で宝石店を後にした瞬間に、デトロイトで開かれる

            最好映画。210 「カモン カモン」2021年。

            マイク・ミルズ監督作品「人生はビギナーズ」「20センチュリー・ウーマン」大好きなので、待ち遠しかった新作が観れて嬉しい限りです。ラジオジャーナリストの主人公が、甥っ子を預かって一緒に暮らした共同生活のあれこれ。静かでゆったりした流れの中で幸せな時間を味わえる芳醇な映画だと思います。妹の息子であるジェシーは10歳。自分の世界をしっかり持っていて、親目線ではかなり変わった子です。いきなり子どもと暮らしてみた伯父さん、ジョニーが戸惑うことは、全父親が体験するであろう、あるあるの連続

            最好映画。209 「TOKYO VICE」 2022年。

            マイケル・マンのオフィシャルinstagramで突然トウキョウの飲み屋街(赤羽)の写真がアップ(2020年5月)されて以来、楽しみで仕方なかった「TOKYO VICE」。マイケル・マンといえば「ヒート」(1995年)という方が圧倒的多数だと思うんですが、私には「マイアミ・バイス」(1984年)と「刑事グラハム/凍りついた欲望」(1986年)なんですよね。いつもの街並みを突然犯罪の匂う風景にしてしまう、男くさい映画の最高監督だと思ってます。原作はジェイク・エーデルスタインの「ト

            最好映画。208 「英雄 - HERO -」2002年。

            人情ものが多かったチャン・イーモウ監督がいきなり放った武侠映画。撮影クリストファー・ドイル、衣装ワダエミ、音楽タン・ドゥン、アクション監督チン・シウトン、主演ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツイィー、ドニー・イエン。当時最強!な才能で作られた傑作だと思ってます。「グリーンディスティニー」(2000年)とスタッフ被ってるんですが、私はこちらの方が断然好きです。お話は、秦の大王(のちの始皇帝)のために脅威となる刺客たちを打ち倒した片田舎の役人が、秦王の前に

            最好映画。207 「ミシシッピー・バーニング」1998年。

            ウィレム・デフォーとジーン・ハックマン、フランシス・マクドーマンド。今そろったらえらい渋い顔合わせですが、公開された1988年でもだいぶん渋かったと思います。1960年代に起こった、人種偏見による行方不明事件。南部の町を舞台に、胸糞悪い状況で捜査してゆくFBI調査官のお話です。暑くて湿度の高いフィラデルフィア。十字架の炎の光の下に立つ二人のポスターで覚えてました。あのシーンは映画では前半ですが、コワい南部の町を感じるには十分です・・。アカデミー賞撮影賞を受賞した撮影監督はピー

            最好映画。206 「ドント・ルック・アップ」2021年。

            レオナルド・ディカプリオだから観たのか、発端は覚えていないんですが、観始めたらハマりまくりのブラックコメディでした。アダム・マッケイ脚本・監督、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、マーク・ライランス、ロン・パールマン、ジョナ・ヒル、アリアナ・グランデ。次から次へ、煌びやかなスターが大統領、教授、ニュースキャスター、大学院生を演じているんですから目に楽しい笑。お話はアルマゲドン級の彗星が本当に地球

            最好映画。205 「ホテル・エルロワイヤル」2018年。

            「クローバーフィールド」「オデッセイ」の脚本家、ドリュー・ゴダードが製作・脚本・監督。ネバダ州とカリフォルニア州の州境に立っている、ホテル・エルロワイヤルで起きる事件。ミステリーにもホラーにも見えるポスターですが、観ていくと極上の群像劇ということがわかります。どなたかの投稿で見かけて「む?なんで観てなかったんだ?」という座組み。ジェフ・ブリッジス、シンシア・エリヴォ、ダコタ・ジョンソン、ジョン・ハム、クリス・ヘムワーズという何かありそうな出演者に完全にダマされました。1970

            最好映画。204 「マルサの女」1987年。

            数年に一回は観たくなる、エンタメと職業の融合映画。高校生だった私にも十分わかる内容(⌒▽⌒)。税金逃れの話が面白いのかなあという懸念をファーストカットから吹き飛ばす、おっぱいを吸う老人のアップ。本多俊之さんのジャズが鳴り響き、始まるハードボイルド映画笑。スタンダードサイズの画面を隅まで埋め尽くした情報の嵐で、これでもかこれでもかと押し捲られて、映画館を出る頃にはお役人ってカッコいいかも!って思わされちゃったんだからスゴイ映画です。脇役もはっきり覚えられる目配せでたくさんの役者

            最好映画。203 「キャッシュトラック」2021年。

            ガイ・リッチー復活。仏映画「ブルー・レクイエム」2004年のリメイクという触れ込み。現金輸送車にまつわる復讐劇っていうシンプルな話だと思って観始めたらこれが!滅法面白いんです。お話は現金輸送車が襲われて警備員が殺されてしまう事件からスタート。ジェイソン・ステイサムが現金輸送車の警備会社に再就職した初日に、似たような現金輸送車強盗6人をあっという間に片付けて、こりゃ裏があるよねと思っていたら、案の定という展開。わかりにくいところ一切なし。ガイ・リッチーの暗黒物って、ともかくバン

            最好映画。202 「トゥルース・シーカーズ」2020年

            ネットワーク会社の調査員が超常現象を解決してゆく、ゆるーいスリラー。ゴーストバスターズっぽいといえばそうなんですが、 ニック・フロストとサイモン・ペッグのオカルトものですから、一筋縄では行きません。Amasonプライムオリジナルドラマ、30分×8本。サイズ的にも観やすくて、一気に観ました。派手ではないけど、じっくり描かれるサスペンスと、しょーもない会話がゆるゆる進みます。wi-fiで掘り起こされる古来怪奇現象っていう点がさすがです笑。ネットワーク会社の自称凄腕エンジニアが、ク