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最好映画。004 「恋しくて」1987年 再掲
ジョン・ヒューズの青春映画をリアルタイムで観ていた世代なんです(*゚∀゚*)「ブレックファストクラブ」「フェリスはある朝突然に」とか5本の映画が1986年から1988年に公開されました。アメリカの高校生ってこんなにきらびやかで自由なんだってことを体験できる貴重な時間だったんです。車に乗れる、桁の違う生活。ものすごい金持ちもいれば貧乏でバイトに明け暮れてるけど、金持ちをやっつける力を持っている子がい
もっとみる最好映画。227 「我が人生最悪の時」1994年。
製作 映像探偵社・フォーライフレコードによる、私立探偵 濱マイクシリーズの記念すべき第一弾。横浜 黄金町の日劇の2階にオフィスを構える、狂犬だけど人情に厚い、濱マイクの活躍する映画です。就職してすぐの頃、まだまだインディーズが目立っていた時代の、最好映画。スペックがもう良さを奏でてます。モノクロ・シネマスコープ・横浜日劇・林海象・永瀬正敏と並べられたら、絶対観に行くし!!ってなっていた頃です。テレ
もっとみる最好映画。226 「伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇」1982年。
ガンプラが流行りまくった年です。あの!富野喜幸監督が、ガンダムに続く映画を公開する!と言う惹句に惹かれて観に行きました。テレビシリーズは前々年で、見てなかったんです。ガンダムがもう一度味わえるならと楽しみに出かけて行って、茫然自失のまま劇場を後にしました。小学生にはキョーレツでした・・影響というか、読後感が凄すぎて、富野喜幸という名前をこれ以上ないくらい覚えました。ロボットがすごいとか、キャラクタ
もっとみる最好映画。225 「アビス」1989年。
ゲイル・アン・ハードとジェームズ・キャメロン、最強のコンビの第3作。深海を舞台にしたスリラーかと思いきや、未知との遭遇を果たす、不思議な映画です。なにせ140分のうち、120分までは海中アドベンチャー映画なんです。減圧に8時間もかかるような深海で活動するチームに、沈没した原子力潜水艦救出の指令が下ります。乗り込んできたSEALと軍の思惑に振り回され、深海基地で追い込まれてしまうクルーとSEALが諍
もっとみる最好映画。221 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」2015年。
2015年。コミコンで発表された折りにも、あの写真が本当に撮影されたものか、どうせ合成バリバリの今のマッドマックスでしょ、くらいにしか思ってなかったんです。劇場に見に行ってぶっ飛ばされました。開巻して2分、インターセプターが横転する絵を見るまでは。なんてこった!ほんとにやってるよ!この人たち!!って爆上がりです(⌒▽⌒)あれを合成でできるわけがない。今の目で見ても狂ってるとしか思えない絵の連続です
もっとみる最好映画。220 「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」2022年。
観終わって、はて、とても楽しかったけど、これはいつまでも覚えている名画なんだろうか?って思ってたら、一緒に観ていた奥さんが「これはあれだね、贅沢なアトラクションだね!」って言い出して、ああなるほど!と膝を打ちました。3時間12分、全く暇な瞬間がないという濃密な映像。映像の隅から隅まで情報の嵐。目が忙しいな~と思うと、海中の美しい風景でホッとして、再び闘いに巻き込まれる頃には、映画の中を体験している
もっとみる最好映画。219 「ラストエンペラー」1987年。
1988年のアカデミー賞で作品賞・監督賞・撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞を受賞した、摩訶不思議な映画。清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の半生を描いた英語映画です。163分。長いんですが、飽きることはありません。歴史に翻弄された溥儀の人生をたっぷり魅せます。公開された当時は、中国の歴史を英語でなんて!とか高校生っぽい見方をしていたので、その凄さをイマイチ理解できていなかっ
もっとみる最好映画。218 「SHEROCK:ピンク色の研究」2010年。
2010年に放送された新生BBC「SHEROCK/シャーロック」の第一話。サー・アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」の記念すべき第一作長編「緋色の研究」をドラマ化してます。「シャーロック・ホームズの冒険」をちゃんと読んだのは中学校くらいで、阿部知二訳の創元推理文庫の細かいいい文字を読み漁ってました。1984年に放送されていたグラナダテレビ版ジェレミー・ブレットの「シャーロックホーム
もっとみる最好映画。217 「シコふんじゃった。」1992年。
周防正行監督の「ファンシイダンス」が大好き。続く「シコふんじゃった。」はもちろん観に行ったんですがもう30年も前の作品。ディズニープラスに現れたので、最後まで見てしまいました。いろんなギャップを相撲が埋めてゆく不思議な映画です。弱気だったり、自慢だったり、宗教感とか、男女差とか、今見るとスレスレの表現もあるんでしょうけど、大いに笑わせてもらいました。部員が1人しかいない弱小相撲部の再生。8年生の竹
もっとみる最好映画。216 「グレート・ブルー」1988年。
ちょこっと自慢なんですが「グレート・ブルー」を劇場(日劇プラザ)で観た、数少ない人間の一人です。数少ないというのは、私が観た時でも10人くらいしかいなくて、2週間で打ち切られちゃったからです。リュック・ベッソン監督、デビュー3作目。お話は、素潜りチャンピオンで名を馳せたエンゾ(ジャン・レノ)が、最も恐れているかつての素潜り名人ジャック(ジャン=マルク・バール)を見つけ出して、世界大会に連れ出して、
もっとみる最好映画。215 「忍者武芸帳」1967年。
「サスケ」「カムイ外伝」で有名な白土三平の初期大長編(全17巻)を、漫画原稿を再撮影して映画に仕立てた作品です。1967年にモンタージュだけで131分の映画として公開していたなんて、驚きしかありません。今でいうビデオコンテがずっと続くわけで、耐えられるのかな〜〜、とか雑な思いで見たんですけど、これがとんでもなく面白い。原作を整理して、1960年代の学生運動の嵐になぞらえて展開。市民の力は誘導してこ
もっとみる最好映画。214 「アパートの鍵貸します」1960年。
ジャック・レモンとウォルター・マッソーが大好き。「フロントページ」「おかしな二人」1960年代から活躍したふたりはそれぞれの代表作があって、ジャック・レモンはビリー・ワイルダー監督との「アパートの鍵貸します」が絶品です。だいぶん久しぶりに観返したんですが、この時代の映画って、きっちりセットがあって、職場と自宅と酒場を行ったり来たりしか生活空間がなくても、全然面白いです。ロケがあんまりないというか。
もっとみる最好映画。213 「フルメタル・ジャケット」1987年。
あんなに悪口浴びせられると人って変わっちゃうんだな〜って思いながら観ていた45分間が終わって、全く風景の違う後半戦に入ってからが、この映画の本領発揮な気がしてます。地獄の訓練を終えたのに、最前線ではない生活をブーブー言っているジョーカーが、最初に受けて戦闘のシーン。「ホントなのかホントに来たのか?」慌てふためく狼狽っぷりと、直前まで生意気だった新兵たちが戦闘員になってゆく瞬間。45分かけて人がマシ
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