Salade だけってどういうこと?
Bonjour! 東京フランスかぶれこと新行内です。陸サーファー的にフランスを語っております。
フランスかぶれのみなさまは、もうそろそろフランスに遊びに行きたい欲が限界値に達していることと思う。
そして今、フランスに旅行に行ったらまずやりたいことを聞かれたら、「おいしいものを食べること!」と全員がお答えになるのではないだろうか。
ヨーロッパ最大の農業国であるフランスは、とにかく野菜や果物が種類豊富である。肉や魚も然り。食料自給率は122%である。
それらのバラエティーに富んだ素材を、文化的な料理法でさらにおいしくする。「フランスの食べ物はおいしい」とその地を旅した人間が思い入れたっぷりに語るのも無理はない。
しかし、自炊をするなら材料が安く新鮮なので、日本よりも安く美味しく食事をすることができるが、外食は日本に比べてだいぶ高いと思う。
私がフランスに滞在していた当時、学生の身分でそんなに贅沢することは当然できなかったのだけど、それでもせっかく本場の料理を食べられる機会ではあったので、ときどき行くレストランやカフェでは日本にいた頃に食べてみたいと夢みていたものを食べたりしていた。
ある日、フランス人の友人とカフェで食事をすることになった。私は久しぶりの外食だったので張り切っていた。さあ今日は何を食べてやろうか。前菜とメインは何を組み合わせようかとひとりうきうきしていた。
そんな私を見て友人が、「ここはサラダが美味しいからサラダを頼んだほうがいいよ」と言った。
「OK、じゃあこのサラダ・コンプレットを前菜に頼むね。メインは何にしようかな。」
そう言うと友達は、笑い出し、
「食べきれないからサラダだけにしなよ」
と言ってくる。
いくら私以上に私の体型に気を遣ってくれているとしても(笑)、サラダだけなんて、冗談じゃない。
「えっ、でもサラダだけじゃすぐにお腹が空いちゃうよ。」
と不服そうに言うと、
「OK。じゃあとりあえず私の言う通りサラダだけ頼んで。それを食べてまだ食べられそうだったらメインを追加しな。」
ウェイターが私たちの席に、野菜とハムやチーズ、チキンなどがたっぷり盛られたサラダの皿を置くのを見て、私は反省した。確かにこのボリュームならサラダだけしか食べられない。
一緒についてきたパンを齧りながら野菜とお肉を食べ切るとお腹がいっぱいである。
その美味しく食べ応え十分のサラダを忘れられず、帰国してからもよくフランス式のサラダを作って食べるようになった。
フランス語で salade recette とインターネットで検索すると家で簡単に用意できるサラダレシピがたくさん出てくる。
フランス語の勉強がてら美味しいサラダを作るのもいいかもしれない。
冷えたロゼワインと合わせれば、女子ランチにぴったりなのでぜひお試しあれ。心をフランスに飛ばせますよ。
それでは A bientôt!
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