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不妊治療のこと

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不妊治療に関わるワタシの備忘録的noteをまとめました。あくまでも個人の一例ですが、同じように戦う誰かのためになれば。
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つらく苦しかった不妊治療を振り返る

つらく苦しかった不妊治療を振り返る

不妊治療を振り返ろうと思う。

苦しかった数年。SNSで見かけてしまう友人知人の妊娠出産報告や子どもと過ごす行事の様子。目撃するたびに黒い感情に支配されてしまい、自己嫌悪に陥る日々。

思い出したくないのが本音だけれど、振り返ることでもう一度気持ちの整理ができたら、誰かへのエールになれたら、いいなとおもって書くことにした。少しずつ書き進めていたら何ヶ月も経ってしまった上に、文章量も多く過去最長の大

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11w 初めての妊婦健診

11w 初めての妊婦健診

軽い車酔いのような気持ち悪さの日
オエッというえづきが止まらない日
ずっと胸やけしてる日
胃がキリキリ痛む日
急に不調がなくなって 元気な日
寝起きから気持ち悪い日
昼まで元気だけど夕方から不調になる日

毎日違う症状が次々と現れる。
10wはまだ不安定な時期だし、ここまでに至った経緯(数年に及ぶ不妊治療)もあって、まだ夫と勤務先のオーナーにしか伝えていない。だからこの不調も、ひっそりこっそり耐え

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8w受診、予定日決定。

8w受診、予定日決定。

相変わらず車酔いみたいな状態。
実際に吐いてしまうようなことはまだない。

仕事中は「気持ち悪いなー」と思う程度で、支障なく動けている。気を張っているからなのか、その反動が夜と朝にズーンと襲いかかる。

今日も待ち時間が長い。
予約時刻から70分経ってやっと診察室に入る。

先週エコーで見た時よりも、なんだかずっと大きくなっている。16.5mmくらいあった。しっかり心臓はチカチカと点滅して、ちゃん

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7w 受診

7w 受診

気持ち悪いのは続く。
胃のムカムカが日常になりつつあって、少しおさまっているときには、ムカムカなくなった?と錯覚してしまうくらいには日常。

これがなくなってしまうのが怖いから、そうなるくらいなら、ずっとムカムカしていてほしい。頼む。

そういえばここ最近、病院の予約時間が全然予約じゃなくて困る。今日も11時予約のはずなのに、到着してから1時間近く待った。仕方のないことだと分かっていても、特にこの

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6w受診

6w受診

最近は胃のムカムカで少し不快だなあという程度だなんかもう吐き気がとまんねえぜって感じ。オエッてなることもしばしば。

調べてみると、お腹が空きすぎるとよくないらしい。でもムカムカするから食べたい気持ちにならない。でもおなかはすいている。矛盾がすごい。

食べ始めるとなんの支障もなく食べられる。今のところ匂いが嫌だとか、食べた後に吐いちゃうとかはない。けど満腹は満腹で気持ち悪い。ウップ

食べるこ

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心拍が確認できるまで

心拍が確認できるまで

前回胎嚢が確認された。
とても淡々とした診察だった。

また継続して薬が処方される。
ジュリナ、デュファストン、ウトロゲスタンの3種。もう完全に慣れた。これはいつまで続くのだろう。でも、薬がなくなってしまうことで、妊娠が継続できなくなるのも怖い。

うまくいかない経験を積みすぎて、報われない経験をしすぎて、あまり喜びすぎないように、粛々と事実だけを受け止めるようにと、心にブレーキをかけている。

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判定後の受診 胎嚢確認できたよ

判定後の受診 胎嚢確認できたよ

陽性判定が出たとはいえ、今まで報われない思いばかりしてきたせいで、全然油断も安心もできない。あまり信じられない。

ただ、絶望の年末年始を過ごさなくてよかったという点に関しては、本当に良かった。

判定日以降、規則正しく健康的な生活をしたかったけれど、年末年始ということもあり、夜更かしもしたし、食生活も暴食はしてないものの、最善というわけではなかった。こればかりは仕方ないよね。そうだよね。

身体

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判定日だ!

判定日だ!

ついに、はじめての陽性判定が出ました。

※以下記録です。

この年末感あふれる12月30日の朝から、ワタシは病院に行く。寝過ごして、朝ごはんを食べられずに出てきてしまった。

到着して採血。結果待ちの20〜30分。
さすがにこの結果待ちの時間はドキドキする。前回ダメだったときよりは、体の変化を少し感じ取れるので、もしかしたら、、、なんで淡い期待を抱いてしまう。

PHSで呼ばれたら、急に鼓動が速

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判定日まで

判定日まで

普段は自転車通勤をしているのだけど、移植後はなんだか自転車に乗らないほうがいいのかな、なんて考えてしまう。寒さにかこつけて、車やバスを使って通勤することにした。体を冷やしちゃいけないしね、と自分に言い訳をしながら。

前回は移植前日から喉風邪っぽくて、体の変化がわかりづらかった。今回は一応健康だったので、気付いた範囲の変化を記録してみた。

BT0
カテーテル?が深くまで入ったせいか、たまにちくっ

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2回目の凍結胚移植だ!

2回目の凍結胚移植だ!

前回のおはなし

ジュリナ錠を1日3回毎食後に2錠ずつ服用した。休診日の関係でD9に内診して内膜の厚みをみる。7mmほどで、悪くはないけどよくもなさそうな反応。

D10以降は1回あたり3錠に増やして様子を見る。
D16に受診し、採血と内診を行う。

採血の結果は卵胞ホルモンの値が621もあった。よかった、第一関門突破できた。前回はここでつまずいてしまったから。

移植日がD20に決まった。ここか

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2度目の移植周期、再び。

2度目の移植周期、再び。

移植準備がうまくいかず、延期することが決定してから1週間。生理がきてリセット。

あの時先生に、「2週間以内に生理が来ると思うので…」と言われたけれど、全然予定より早かった。
ということは、最初にジェルを延長したあの日には、もうすでに排卵していたのかもしれない。

エストロジェルが効かなくなってしまった説があり、実際に前回ジェルで失敗してしまったので、今周期にはジュリナ錠で卵胞ホルモンの補充をする

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判定日からリセット待ち

判定日からリセット待ち

陰性という結果で感情をぶん殴られて、数ヶ月ぶりに絶望のどん底に落ちた。

それでも日常はやってきて、その数時間後に仕事に行く。笑顔を作らなければと表情を整え、コーヒーをいれる。気づいたらその間は悲しい感情から離れることができていた。没頭できる、好きな仕事があってよかった。

夫は運だから次に期待しようと言う。
じゃあその運はどうやったら掴み取れるのだろう。ワタシのこれまでの人生では、運が良かった経

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判定日、ダメでした!

判定日、ダメでした!

結論、陰性でした。

数日経って落ち着きました。
以下は結果を受けたあと、会計待ちのあいだに書いたものです。気持ちの整理のために、ここぞとばかりにネガティブを吐き出しています。ご自身の判断でどうぞ。

採血して30分待ち、診察室へ。

結果が書かれた用紙を見せられ、今回は残念ながら成立しませんでしたと伝えられる。

服用していたエストロジェルも、デュファストンも、プロゲステロンももう今日の夕方の分

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判定を目前に控えて

判定を目前に控えて

移植日に風邪をひき、喉の痛み→微熱→鼻水→副鼻腔炎と順調にいつもの経過をたどった。そして2週間弱たった現在も、鼻水と少しの鼻声と少しの咳が残っている。

移植日からの体調の変化や、感じたことを細かくチェックしようと思っていたのに、風邪と仕事でそれどころでは無かった。身体のほてり感があり、実際37.4℃の微熱がでたけれど、数日で戻ったのでこれは風邪のせい。

ここ数日はひたすら8時間おきのプロゲステ

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