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判定日からリセット待ち



陰性という結果で感情をぶん殴られて、数ヶ月ぶりに絶望のどん底に落ちた。

それでも日常はやってきて、その数時間後に仕事に行く。笑顔を作らなければと表情を整え、コーヒーをいれる。気づいたらその間は悲しい感情から離れることができていた。没頭できる、好きな仕事があってよかった。


夫は運だから次に期待しようと言う。
じゃあその運はどうやったら掴み取れるのだろう。ワタシのこれまでの人生では、運が良かった経験が少なすぎる。ビンゴ大会は大体揃わずに終わるし、くじも参加賞か下から2番目程度くらいしか引かない。
人にやさしくすればいいのか。日頃から徳を積めばいいのか。健康に気を遣えばいいのか。

わからない。



判定日からぱたりとホルモン補充の薬をやめた。
8時間おきの飲み薬と膣座薬、毎晩の塗り薬。解放感と、寂しさが同時に押し寄せた。

あとはひたすらリセットを待つ。
薬の影響で、なかなか生理がこない。おりものの変化などもない。この悲しすぎる、何もできない時間はどうにかならないものか。リセットされなければ、次に進むことができない。すぐに受診しなければという焦り、その日に予約が取れなかったらどうしようという不安。精神衛生が本当に良くない。

なかなかリセットされないので、もしかして万が一、今さら陽性になったりして!なんてあるはずもない期待をして、余計に切なくなる。
時間がかかっているということは、自分のホルモンの分泌力的なものが低下しているのかもしれない。そう考えてしまって、悲しい気持ちになる。ある意味で自傷行為じゃんこんなの。



そして判定日から6日経って、リセットが来た。
案の定、休診日や先生のお休みが重なり、なかなか予約が取れない。生理3日目に、担当ではない先生の予約を取る。こういうところから、また運がないのかもなあなんて悲観的な考えになってしまう。

さて、何はともあれリベンジです。
今度こそ願いが叶いますように。



オワリ

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