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斎藤孝のおすすめブックナビ 絶対感動本50 (斎藤 孝)

 会社の方から借りて読んでみた本です。

 「本の偏食」にならないように、時折、読書案内的な内容の本を読んでいます。「世界の名著」「学問がわかる500冊」「あらすじで読む 日本の名著」等々・・・。

 さて、本書は、斎藤孝氏が、「自伝・エッセイ」「ノンフィクション」「身体・心理・哲学」「歴史」「神話の世界」「絵本・漫画」「文学・小説ほか」の7つのジャンルから選んだ50冊を紹介したものです。

(p301より引用) 50冊のなかには、好みに合うものもあれば、どうしても好きになれないものもあるでしょう。しかし、本との出会いが自分を広げるチャンスであると考えるなら、本を投げ出す前にもう少しだけ、文字を追ってみてください。次にあなたの目に映る一文が、思いがけないほど人生を豊かにするものでないとは、だれもいえないのですから。

 著者によると、本書で取り上げたお薦め本はを「人間の器を大きくする」という基準から選んだとのこと。
 私が読んだことのある本は、2冊しかありませんでした。そんな状況ですから、著者が言うような「一文」で世界が変わるような本には、私はまだ出会ったことがありません。いつ出会えるのか待ち遠しい気持ちがしますね。

(p301より引用) 読書とは、今ある自分とはまったく異なる性質の人間を心の中に住まわせることであり、その分だけ、自分の器を大きくしてくれるものなのです。

 器が大きくなるかどうかは別にして、どんな本を読んでも、何かひとつふたつ、何らかの「気づき」があります。もちろん、全く新たなものもありますが、本来なら気づいていて当然といった示唆・指摘の場合もあります。そういうときには、自分の視座がいかにも硬直化してしまっているのを思い知らされて、本当に情けなくなります。

 だからこそ、この手のブックガイドは、私にとってはたいへん参考になるのです。自分からは決して手を伸ばさないだろう本を、半ば強制されて知ることができるからです。

 今回も、何冊か今後の読書リストに追加したい本が見つかりました。



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