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中学生から大人まで楽しめる 算数・数学間違い探し (芳沢 光雄)

(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)

 いつも利用している図書館の新着本リストで目に付いた本です。

 芳沢光雄さんの著作は、かなり以前に「数学的思考法」を読んだことがあります。

 私は “文系人間” ですが、はるか昔、中学・高校時代は数学や理科の方が好きだったこともあり、この歳になってもこういったテイストの本(タイトル?)には惹かれてしまうんですね。

 期待に反せず、なかなか面白い内容で楽しめましたが、その中で特に印象に残ったのが「問16 円を転がしていくと・・・」という問題でした。
 私は本書のそれぞれの問題を考える際、基本的には紙に書くことはせず頭の中だけで考えようとしたのですが、この問題は「頭の中だけではダメ」でした。残念。ネタバレになるので具体的な内容は紹介しませんが、視覚的に実際の動きを確認しながら考えを進めないと騙されますね。とても “いい問題” だと思います。

 さて、本書を読み通しての感想です。

 私が子供のころ「多湖輝さんの『頭の体操』」というシリーズにハマっていたのですが、本書も「数学版」という感じで、テイストがちょっと似ていました。(「頭の体操」の方が “発想の転換” 求められる問題が多く、鮮やかな解法はインパクト大でしたが・・・)

 もうガチガチで基本機能?自体も下り坂の私の “脳みそ” ですが、時折はこういった本を手に取って、その衰え具合を思い知るのもいいですね。



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