こういうときこそ、正しく理解
再び東京・大阪をはじめとした複数自治体に「緊急事態宣言」が発出されました。まだまだ日本全国で新型コロナの感染拡大が続いているようでとても心配な状況です。
ともかく、まずは “自分たちがやるべきことをキチンと実行する” ことがすべてのスタートですが、そのためには世間に流布している「情報」を “正しく理解” することがとても大切になります。
そういった点からみて、ちょっと前のものですが興味深い記事がありましたので紹介します。
・英国で接種開始。「9割に効くワクチン」の真実と、今我々がやるべきこと
→ https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/120100125/
マスコミの報道では「見出し(キャッチコピー)」が命です。
見出しには、
・「伝えたいポイントを正しく上手に切り出している」ものもあれば、
・「バイアスのかかったメッセージにデフォルメしている」ものや、
さらには、
・「確信犯的にミスリードさせる」ものすらあります。
「キャッチコピーの危うさ」ですね。
たとえば、11月9日の日本経済新聞には、こういった見出しの記事が掲載されていました。
・米ファイザー、ワクチンの効果9割超に
→ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66016210Z01C20A1EA1000
「効果(有効性)が9割」と言われれば、私のような素人は「100人にワクチンを打って、そこに新型コロナウイルスをばらまいたら、10人が感染し、90人は無事だった」と考えてしまいますが、専門家のいう “効果(有効性)” の意味は違うようです。
この点についての追加の参考記事です。
・新型コロナワクチンの臨床試験に学ぶ、データを正しく読む方法
意思決定の質を高めるための3つの教訓
→ https://www.dhbr.net/articles/-/7325
今回紹介した日経ビジネスの記事は、(本のPR的な部分もありますが、)執筆者も文中で触れているように「自分の頭で考えるための素材」として面白いものです。
・「効果(有効性)が9割」 の正しい意味の理解に加えて、
・「事実の正確な理解 → それを踏まえた採るべき正しいアクション」
という基本動作の実例として、ザっとでも目を通してみてはどうでしょう。
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