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しっぺ返し

やさしくされて喜んで
心を開く

そうすると必ずしっぺ返しを喰らう

何故だろう
わたしが甘いのか

それは見えない魂の成長のためにある
わたしだけではないだろう
誰しもが口には出さないけれど
そんな経験をしているはず

しっぺ返しを跳ね返すほど強くない
忘れなさいと言われても

心の中では傷ついて
ずっとずっと引きずっている

しかも忘れかかった頃に
また新たなしっぺ返しがやってくる

心の傷は癒えるどころか
また瘡蓋が増えるだけ

それが生きるということなのか
それが肉体を持つという経験なのか

他人なんか信じてはいけないよ
自分だけを信じなさい

そうすると頑な心になる

産まれる前から死にかかり
へその緒を巻いて仮死状態で産まれ出る

人間なんて信用してはいけないもの
厭世感ばかりがやってくる

終いには
やっぱり



何のために生き続けるのか

人と上手に関われない
 
しっぺ返しを恐れるわたし

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