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七月の満月は


おもいがけず満月をみた

七月の満月はBuck moon というらしい

ネイティブアメリカンがそう呼んでいる

わたしはどこかの人生でネイティブアメリカンを経験している

かなり前に前世療法のセッションで出てきた

その時は元の夫との歪んだ関係があり

今世で
そのやり直しをしているのだと感じた

その修行が終わったから縁がキレイになったんだ

これはわたしの都合のいい解釈なのか
他人のことは気にしない
もう関係無い
そう思っている

キレイな満月をみて
思い出した

その時のわたしの仲間種族には母の魂もいた
母との縁は深いもの

母は母で前世療法をやっもらったことがある
わたしと同じ方にお願いをした

その時見た
母の前世はヨーロッパの海のある場所だった
父と夫婦、子どもは三人
一番上は女の子、わたしの魂だろう
二番目と三番目は男の子
これはわたしの息子たちではないかと母は感じたらしい

パイプたばこを燻らす父と母は今世のように仲の良い夫婦で
裕福に楽しくしあわせに暮らしていた

いい人生
母はセッションを受けてからしばらくはその思い出に浸っていた

わたしはネイティブアメリカンの人生を終えた後
ふかふかの羽根につつまれた服を着て、大きな白い翼で雲の上の天上界へ登っていった

その話しを母にすると
母もあの世に還る時をセッションで見たという

大きな部屋にあの世へ還る人たちが集められ
その中には父もいた

わたしのような大きな白い翼ではなく
ちょっと小さめの翼を持ち
白いロングドレスを
みんなが着て
あの世に還るのを待っている
ところだと言っていた

「あんたのような白いふかふかの衣装と羽根ではなかった」
とちょっとさみしげに…

張り合うとかではなく
母は負けず嫌い

魂は何回も出直しを繰り返す
やったことは全て自分に返る

でも母はもう肉体のある人生はいらないといっていた
今世でいろいろな苦労をしたから

たとえあの世で百年かかる成長が
この世では十年だとしても
あの世がいいといっていた

来世ではメッセンジャーのお社さんやおやさまに会えるとは限らない

今世は千年に一度、万年に一度の機会だったとおやさまから言われている

魂の成長は十分にした

そう思っているに違いない

母のようにおやさまに自らつかまって
あの世に還っていった人の話しを
わたしは初めて聞いた

おやさまは、今はもう母の話しはしてくれない
母より少し後に亡くなった二人兄弟の青年にお母さんの話しを時々される
二人共まだまだうちひしがれている

何年経とうがお母さんは恋しいに決まっている 
まだ一年も経っていない
私も彼らと同じ思いを抱えている
彼らにするお母さんのお話を自分のことのように聞いている

母は見えなくなったけど
魂の繋がりを感じられてきた

わたしは少しずつ成長できているのだろう
母の姿はなくなった
でもそばにいる
いつもいつも

七月の満月はBuck moon 



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