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拗ねていたのは…


 今はね、自分のことでいっぱいだから先のことの確約出来ない

なのにあなたは先の心配をする
戸惑うだけの私

あなたにとって唯一の支えが私なのは理解出来る

わがままを言えるのも私しかいない

私から拒絶されたと思ったら、それは悲しくなるよね

拒絶したつもりはないよ
ただ先のことは分からないと言いたかっただけ

それがあなたには怖いのね

やさしく、そうではないと言えない私
懐が小さすぎ
そしてそんな自分を責める

いつもそう、ずっとそう

相変わらず正解が分からない
闇の中

心を閉ざし、淡々と物事をする

それであなたは満足する

少しでも自分の意に添わないと拗ねる

と思えた

あなたは姫、私は奴隷…本当のことを言うと切れる

周りの意見を言っても聞き入れない

最後には「神様だけがご存知、全てお見通し」と自分の理屈を押し通す

何も言うな、ただ黙って心を閉ざして行動すればいい

拗ねるあなたにはそれしか出来ない

雨はずっと降り続かない、いつか止む

自分を一歩引いて見る

冷たい自分の心を感じる

拗ねているのは私の方かも知れない

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