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Photo by
whaleaya16
妖精さん
幼い頃から
いつもそばに妖精がいた
いつも一緒に遊んでいた
それが当たり前だったと
その人はいう
本当はわたしにも見えたはずなのに
光のみちる写真を見せられて
ふと我にかえる
その人も大人になってからは見えなくなった
不思議な力のある人の側にいたから
それは分かる
だって今も見えないものを感じられ
それを伝えてくれるから
人間だけど人間を越えた存在として
神の社としてはたらいてくれている
妖精さんが光の中に見えている
「この小さな光」と教えられることもなく
わたしにも理解できた
その光に満ちた写真の中に
緑色の妖精が立っている
わたしには見えないけれど
何かは感じられるのか
時々鼓膜がジィ…となる
その時は誰かがやってくる
妖精なのか母なのか
母も妖精さんの仲間入りをしているのか
それならば
ちょっとうれしい
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