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こころをみる

神様に会いに行った帰り道
電車の中で
こころの綺麗な友だちが
「わたしって変な人なのかな?」
と聞く

えぇ~、そう言われると返事に窮す

神様や見えないものを信じている
その中で生きている

「変じゃないよ、個性的だと思うよ」
わたしは頭をひねって、ひねって、そう答える

「そうかな」
少しはにかんだように返事をしてくれる

お腹が空いたとコンビニで買ったサンドイッチを電車の中で頬張っている

とってもこころの綺麗な子
もう子という歳ではないけれど
わたしよりも年下だから

この時旬に生まれ出て
神様の言葉に直接触れられる
こんなことはもう二度とないだろう

不思議な不思議なお話しをいっぱいしてくれる

十日に一度

魂の成長、魂の修行
教えという羽衣をまとい
話を聞かせてもらっている

神様にこころを捧げ

空を見上げると青空の中を雲がどんどん流れてゆく

一瞬でも見逃したら雲の形は変わってゆく

遠い遠い空の上には鳥が気持ち良さげに空中凱旋

自然と泪がこぼれてくる
「おかあさん、綺麗な青空だね」と母に語りかけている

いつも一緒と言われても
ほら、そこにいるでしょうと言われても
さみしいよ、かなしいよ

それでも生きている

「親は子供を選べないけど、子供は親を選んで生まれて来るんでしょう」 

そうそう、その話しは耳にタコが出来るほど聞いてきた

不思議な話しのはずなのにわたしの中では当たり前になっている


わたしのスマホの待ち受けは母の写真

「お母さんの写真を見せて」

赤毛の母を見せる

「赤毛のアン」の名前は倶子
やっぱり個性的

あっさりと神様に掴まって実相の世界へ還る
おやさまはただ覗きに来ただけのなに

やっぱりこんなことを言う人は変な人
ただ先端を走っているだけ
世の中がついて来ないだけ

見えない羽衣を着けて

十日に一度

神様のお話しを聞いているだけなのに

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