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ブサイク代表魚のマトウダイを捌いたら中身はイケメンだった

このシリーズでおなじみ、橋立港のやまは水産で特大のやつを仕入れてきました。1尾 / ¥1,000、旬ということもあり見た目のインパクトで好奇心をそそりました。北陸ではマトウダイを「クルマダイ」と呼びます。

今回はこいつを捌いてやります。

マトウダイの名前の由来

マトウダイ(Zeus faber)は口が前に伸びて馬のような強面になりますが、体側面に弓道の的のような特徴的な黒色斑があるのでマトダイ(的鯛)とも呼ばれます。冒頭にありましたが北陸ではクルマダイと呼んだり、全世界的に場所によって名前が色々と変わる不思議な魚です。

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捌き方を学ぶ

今回はこちらの動画を参考にさせてもらいました。「変な魚おじさん」愛嬌あるキャラクターで毎度楽しませてもらっています。勝手に鯛と似たようなものかと思っていたらカラダの構造がだいぶ違ったの戸惑いました。

肝からアラまで美味しい

全長40cmほどの個体が多いのですが、最大では90cm位になります。6~7月の時期は丁度いい40cmくらいの個体だとガッツリ肝が入っているの個人的には一番美味しいと感じてます。前回のアンコウに続きマトウダイもほとんどの部位が食べられます。一匹目の肝をざっくりやってしまいましたが、はじめての割にはきれいに解体できました。内臓系は料理酒につけてしばらく放置。

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ものすごくごっついヒレ

今回で苦戦した箇所です。真鯛やイシダイをイメージしていましたがwikiで海の中で健在の姿を見たら全然別の魚に見えます、立派な飾りヒレがびっしり生えてます。この部位は包丁が通りにくいのでハサミでジョキジョキしました。握力がない方は結構きついかも。

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むむ、兜割り

まじまじと正面で向かいあうと死してなお迫力に満ちていて気圧されます。きれいな目をしていますが、アラ汁になってもらいます。兜割りは事故りやすく怪我も多い工程なので慎重におこないます。

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切り身を半冷凍

このサイズだと二匹分はかなりの量の切り身になりました、弾力のある白身です。皮をはぐ工程は別途で動画におさめたのでそのうち公開します。

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実食:マトウダイの刺し身

ちゃんとした包丁を買おうと思いましたが、全部出刃でやったので不揃いですね。包丁のせいです、ホントです。

味はさっぱりとした食感と甘みがあります。大葉でわさび醤油もいいですがゆずポン酢も良いですね。次はカルパッチョでも作ります。

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実食:マトウダイの肝ポン酢〜そこら辺に生えてたネギを添えて〜

正直失敗です。多分苦玉が混入しました。本来ならフォアグラも真っ青な美味に成ったはず!次回リベンジです。

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まとめ

今回の『気まぐれディスカバリー』も男の料理ネタが定着して来ましたが毎日魚屋でいろんな魚に出会うので尽きる気がしません。大人になってから田舎の港町に住むとこのような恩恵が非常にありがたいですね。

次回もお楽しみに。@norinity1103 でした。


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