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キレイなしましま クルマエビの丸焼き

前回は甘エビことホッコクアカエビを紹介しましたが、石川県で美味しい海老といえばクルマエビも負けていません。石川県では通称ハルエビと呼ばれる本種は、刺し身にしてもフライにしてもとっても美味しいエビです。

生息環境の変化などで天然物の数が減り、養殖物が当たり前のようになっていますが、養殖ににかかるコスト自体がとても高く、活けで出荷され養殖物であっても天然物と大差がなく高級食材として扱われています。

しましま模様のクルマエビ

クルマエビ(Marsupenaeus japonicus)はその味の良さから伊勢海老と並びエビの中でも人気が高い食材です。成体は体長15cmほどだが、メスの中には30cmに達するものも。体色は青灰色か淡褐色で、日本産のクルマエビは特徴的なしま模様がより明瞭です。クルマエビの和名は腹を丸めた時に、しま模様が車輪のように見えることに由来します。

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買い物袋をぶち破る危険なトゲ

ナメてましたが本当に危ないです。生簀からあげてからとんでもなく暴れて手を怪我しました。返しもすごいので後を引きそうな負傷です。

皆さんもエビを触る際はご注意を。

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竹串で丸焼きに

調理はいたってシンプル。そのまま竹串でぐさりと串刺しにしてそのままグリルします。鉄板でやる場合もそのままで良いですが激しく暴れる上にカラダの棘がすごく怪我しやすいので軍手などはめると良いでしょう。

軍手があっても、すでに動かなくても容易に手を切ります。

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塩を振ってグリルに投入

エビ自体をしめる際に塩水を入れた袋に保存しますが、グリルにする前にさっと一振りすると美味しくなります。エビ自体の味が強いのでそこまで多く振らなくても十分です。新鮮であれば強火で皮ごとこんがり焼いてクルマエビの色が見慣れた赤色にカリッと焼けたら食べごろです。

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実食: クルマエビの丸焼き

串焼き2連結の豪華な塩焼きが完成しました。頭の棘の部分が大変危ないのでハサミで処理してからいただきます。口を切らないように注意しながら頭からバリバリとまるごと食べられます。濃厚なえび味噌と塩見がアクセントになる満足度の高い料理ができました。

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まとめ

恥ずかしながらクルマエビを高級食材と知らず、マルヤ水産さんからおすすめされた時に鈍い反応をしていました。地元民だからこそ食材のありがたみをあまり感じれてないケースはたくさんありますね。

自ら調達して調理し、食材のルーツを知ると随分と印象が変わっていますね。都内でなとんでもなく高い値段の食材を活魚でいただけるチャンスはそうないので初夏の味覚を堪能しておきます。

ゲストハウス「黒崎BASE」にお越しの際はごちそういたしますよ!

次回もお楽しみに。@norinity1103 でした。

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