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最近のことをつらつらと①〜旅のパターン〜【世界多分一周旅その他】

今日はチェコのプラハからポーランドのクラクフへの9時間に渡るバスでの移動中。
何となく、つらつらと日頃思ってることとか、旅でのしょうもない話を書こうと思う。


昨年の12月から毎日毎日、旅暮らしをしているが、ヨーロッパは4ヶ月目に突入。
最近はどんな生活をしてるかというと、割と忙しい。

例えば新しい町(最近は新しい国という方が正確かも知れない)に入って、少なくとも4〜5日、そこが気に入れば1週間は滞在しようという場合(いわゆるゆっくりパターン)と、1泊程度しか滞在しない場合(いわゆる駆け足パターン)と、ざっくり2パターンある。

ゆっくりパターンの場合。
とにかく時間があるから、焦らない。
新しい町に着いてから、その町について調べたっていいやくらいの余裕もある。移動も4km圏内(1時間程度)は急いでないからすべて徒歩。町歩きも、明日もあるし今日は宿でゆっくりしようなんて思いがち。
大体こういう時に、タブレットでTverを開いて有吉の番組やドラマVIVANTなどを一気に見たりする。
数泊するから、食糧も買いやすい。パンや果物を多めに買って冷蔵庫に入れておいたり、自炊も取り入れて結果的に毎日飛んでいくお金を抑えることができるから、時々は、その町への興味や魅力に関係なく、定期的にゆっくりパターンを取り入れるようにしている。
体のメンテナンスや、先々の計画を練る時間も持てるから、ゆっくりパターンの時の宿選びは慎重に、ちょっとだけ値段が高くても快適さを重視するようにしている。Wi-Fiが強くてキッチンがあることは必須条件。Airbnbなどの個室アパートタイプや、女性専用の4人程度の清潔なドミトリーを選ぶのが吉。
最近気づいたのは、夏の季節の男女共用のドミトリーはかなり臭いがキツイということ。長旅をしてきて気づいた大きな発見である。どうでもいい発見だけど。
夏は、体臭が普段の5割増しになって襲ってくるし、別に男性に限らないのだが、経験上、男性の方が体臭強めの人の確率は高い。いびきをかく人の確率も、こういっちゃなんだけど男性の方が高い。
女性の方も問題はある。
夏の季節は、香水や謎の匂いスプレーをとにかく全身に多用される方々が多くて参る。枕元でやられると化学テロかと思う。まずは最低限、毎日シャワーのお湯を浴びるだけじゃなくて、私みたいにちゃんと体と髪を洗えよ、そして毎日洗濯しろよと思うのだが、世の中にあまりそれをしない外国人女子の多いことに驚く。そして夜、部屋で見かけるメイクバッチリのイケイケ女たちとは全く別人のような女たちが、ベッドで口を開けて爆睡しているのを毎朝見るのが、私の楽しみである。
昨日は、11℃で私は寒くて窓を閉めてダウンを着て羽毛布団にくるまって寝たのに、なぜあの子達は夜中帰ってきて(多分、寝てたからいつ帰ってきたかは全く知らない)、わざわざ窓を開けて、食い込みパンティーとタンクトップで眠れるのか謎である。どういう皮膚?それはさておき。
いろんな体臭のヤバさと香水系がミックスされるよりは、女の匂いメインの方が許容範囲なので、夏はできるだけ男性のいない寝床を求めることにした。男の子たち、ごめんね。

駆け足パターンの場合。
こちらはとにかく忙しい。その町に朝着いて、その日の夜行バスで去るという一泊もしないパターンなんかは究極に忙しい。
でも割とこっちの方が旅してる感覚が得られて、燃えるというかワクワクも強い。
新しい町に入る前に、新しい国についての通貨や乗り物のルール、宗教や安全面の情報のチェックからはじまり、観光スポットや私が好きそうな自然の美しい場所はないかGoogleマップで調べたり、そこのローカルフードについて調べて良さげなお店を探したり。そして着いてからは気合いのスイッチが入り歩きもスピーディーになる。
1泊する場合の宿は、駆け足で町歩きをしたりするので、時間を有効に使うためにとにかく立地重視。町歩きのしやすい場所か、到着してからすぐにチェックインしやすい場所か、チェックアウト後に荷物を預かってくれるかをポイントにしている。そして1泊しかしない(つまり寝るだけ)ので、できるだけ安いところで良い。寝やすそうかどうかはちょっと気にする。
水回りがどうのとかはあまり気にせず、とにかく立地と価格。
いびきのうるさい人の近くに当たった時のために、時々しか使わない、必殺フランス性の遮音性抜群ワックスタイプの耳栓を取り出す。でも1日中歩き回ってクタクタだから、割とすぐ眠れる。



そんな感じのルーティーンが自分の中でできてきたので緩急つけて旅もできるようになってきて、今更だけど慣れてきた。

これが例えば、物価の安い国はゆっくりパターンで、物価の高い国は駆け足パターンに棲み分けができていれば、きっともっとコスパ良く旅ができるのだろう。
でも私の場合、自分の体調とか疲れ具合、最近あんまりツイてないからちょっとゆっくりして流れを変えようとか、そういうことで決めたりもするので、物価が高い国で長居して、安い国を駆け足で巡ったりしている。そしてそのあとで、ちょっとだけ、その辺もう少し考えるべきだったなぁと思ったりもする。
先々のことまでしっかり調べてルートを固めたりをしていないから、この辺がいつまでも上手くならないなぁと思うけど、旅を語る時のコスパという言葉は好きじゃないし、ここは別に上手くなる必要もないかと思い割り切っている。

同じ町にゆっくり過ごして暮らすようなタイプの旅と、駆け抜けていく旅。
どちらにも魅力はある。
スーパーマーケットなどを回って、その国の物価を把握して、安い食材で思いつきの料理をする。夕方に散歩するだけの1日があったりする。たまには奮発しようと思っていいレストランで食べたり、地元の人で賑わっているバルのような場所でおつまみとビールを飲んで帰って寝たりする。
そういう楽しさもあるけど、忙しなく、この持ち分の10時間でできるだけこの町を歩き回りたい、と思って一日中歩き回り、クタクタになって夜になり、夜行バスに乗り込んで眠っている間に次の町(次の国)に移る。または昼間に長時間移動し、窓の景色をぼーっと見つめる時間。次はどんな場所なんだろうと想像したり、たった1日しかいなかった町のことを思い出したり。
地図で見て、ああ、私はずっと陸でここからここまで移動してきたのかと思うのがすごく嬉しいし楽しい。
私にとって旅の醍醐味は移動することなのかも知れないとさえ思う。
青春18きっぷが好きなのもそういうことだろう。(日本に帰ったらまた冬に青春18きっぷ旅をしたいな。)

駆け足だと、ほとんどその町のことを何も分からないまま通り過ぎることになるが、そもそも分かることを追求していない。分からなくたっていいと最近は思う。どうせゆっくりいたって分かってない。

「1日しかここにいないなんてもったいない」と言われたこともあるが、旅も人生も取捨選択の連続で、全てを選ぶことはできない。もったいないと言った人よりも、間違いなく贅沢な時間の使い方を私は選んで使っていると思えているから良い。

ただ、やっぱり駆け足パターンを続けすぎると体調を崩しやすい。
年齢もあると思うが、体調を崩してから回復するのにものすごく時間がかかるし、喘息になってしまったから、かなり体調管理に気をつける必要がある。
昨日まで咳がピタッと止んでいたのに、今日はなぜかまた咳き込みだしている。
昨日友達と3時間も電話で喋ったせいか、ホコリの多いバスに乗っているせいか。でも喘息のおかげで、無理しないことを徹底できるのかも知れない。と思うことにした。そう思わないと仕方ない。
あまり咳が酷くなるとドミトリーには泊まれない(性格的に他の人の迷惑になると思うと申し訳なくて気を遣う)から、個室を探さないといけない。
今から物価の高いゾーンに突入するから個室に泊まるわけにもいかないし、早いところ症状が治ってくれるといいけど。
咳が出る以外はめちゃくちゃ元気なので、やっぱり喘息はもどかしい。

とか色々書いてるうちにあれも書きたいこれも書きたいってなってきた。旅行記を書こうと思うと写真選びから地名調べからそれなりに時間と電波が必要だけど、こういうことはスラスラかけるからたまにはいいな。
旅で嫌なことが続いた時のこととか、旅のハプニングのこととか、お金のこととか、更新が止まってるサポート飯のこととか。
ジャンル分けして書いた方がいいなと思った、今更。
読んでて、これどうしてるの?とかなんか知りたいこととかありますか?
もしあればコメントに書いてくだされば、書きます。
急にリクエスト受け付けてみました。
気が変わったらその時はすみません。

今日は旅のスタイルの話だけにしておこう。
そういえば、チェコからポーランドにもうすぐ入りそうで、そろそろトイレ休憩である。トイレは小銭が不要なタイプだといいけど。

いつも新しい国に入ったら現金はちょっとしか下ろさず、ちょうど使い切って次の国に行くことに情熱を燃やすタイプで、今回もチェコのお金の残金ゼロである。もちろんポーランドのお金もない。
よく有料トイレに行けなくて泣きを見ている私なので、そろそろ最後まで小銭を残しておくことを私は学ばないといけない。いつまで経っても旅が上手にならないな、とこういう点でよく思う私であった。

それではまた。

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