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今更、2021年末の日記

新年あけましておめでとう的なnoteを書こうと思ったが、年末色々忙しくて、書こうと思ってたことが全然書けなかった。まずはそこからいこうかなと思ったので、新年の誓い的なものは、一年以内にいずれかのタイミングで書けばいいやと思い改めた。
いや、そもそも私は新年の誓いなど立てない人間だった。
年末にあったことの日記を少し。

●12月の中旬のとある日
友達のしめちゃんとヤサグレ忘年会をした。
いつもの居酒屋はやめて、地元の(2人の家から徒歩圏内)こじゃれたイタリアンをしめちゃんが予約してくれた。
共通の友の墓参りをして、2人で寒空の下、いつものように手分けして墓を掃除し、しめちゃんが持ってきてくれているお線香セットに今年も私が火をつけて、2人で手を合わせた。「○○だけが若いままや」「私たち、44歳になっちまったよ。体がボロボロになりつつあるけど毎日毎日働いてるねん」と口に出して、綺麗になった墓石に伝えた。
墓の道中とイタリアンの店では、いつものごとく喋り続けた。仕事が辛すぎて、仕事のできない会社の人が嫌すぎて叫びたくなる時がある、辛すぎて泣きたい日があるなどとしめちゃんと2人でお腹が捩れるくらい笑いながら話した。
しめちゃんは、「生まれ変わったら水になりたい」とまた言った。私は私のままで世界的なロックスターになりたい。2人とももう何年も来世予告は変わっていない。水とロックスターでは来世では友達になれない。
しめちゃんがいつか、水などの物質ではなく動物、できれば人間に生まれ変わりたいと思ってもらえる道のりはまだ遠いなと今年も思った。

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●また別のとある日
ガスコンロが一年半くらい掃除をしていないため、地獄みたいになっている。地獄の終わりかけみたいな状態。
古いタイプのコンロなので五徳が色々複雑でパーツが多くて、溝の地獄の部分がえげつないのである。
これを洗うのが嫌すぎて、このコンロを掃除するくらいなら新しいのに換えたいと思い続けていたら、運良く、右側のコンロの火がつかなくなったため、10年以上使っているし、買い替えようと決めた。
コンロを洗うのが嫌だから新しいのを買うというマリーアントワネットみたいな人間にならずに済んだ。私は10年使ったコンロが壊れたから買い替えるだけである。なんなら物持ちのいい人間でいられる。最高だ。
貯まったポイントで白いコンロを買った。今度のは掃除がしやすい五徳である。
しめちゃんちのと色違いの白にしたと言うと、「掃除できるん?汚れ目立つよ」としめちゃんに言われた。
白にしたのはおしゃれなのと、汚れたら目立つからすぐに掃除する気になると思ったからである。フフフ。デメリットを逆手にとるわよ。「水回りが汚い人間になりたくない」が口癖のしめちゃんの言葉にもうこれ以上胸を痛めないで済むように、私は生まれ変わるのである。

●年末の差し迫ったとある日
仕事がまた急激に忙しくなった。
また身近にコロナの陽性者が出だして、保健所とのやりとりやPCR検査の業務がどっと、のしかかってきた。やれやれ。
仕事から帰ってきて大急ぎで風呂入って寝るだけ。こんな日々がまた始まるのだなあと思うとウンザリだ。
唯一のちょっとした救いは国が号令を出して大阪が力を入れているPCR検査無料化である。まあその瞬間だけの気休めにすぎないけど、陰性をもらえると安心ではある。が、こちらも長蛇の列で待ち時間が長い。
狙い目の空いている時間が分かったので行ったら誰もおらずにすぐに受けられた。
職場でも検査はいつでも受けられるしその方が結果が早いが、発症していないし無料だし自分の安心のためだけなら大阪府の方で受けてみておこうと思って受けてみた。
年末にポン子さんちにて鍋パーティーもあったし、PCRを受けて陰性をもらっといた。
鍋パーティーの後日も、年末年始の休みからの復帰に備えてコロナを持ち込まぬように念のためまた受けてみたら陰性。
もうさすがにあんまり結果にドキドキしなくなった。
私の3回目のワクチンもカウントダウンが始まった。自分がコロナになるよりも、人にうつす方が嫌だし、一定割合の人がワクチンを受けて免疫を作ることは集団においては意味があるから受けねばな、という話をしめちゃんとした。今度は職場でワクチンを打ってもらうから、注射怖い怖いと騒いでビビって叫んだりしてそれが職場内でバレたらどうしよう。
長年かけて作り上げてきたクールで何事にも動じないできる女(風)キャラ(自分の方向性)が崩壊してしまわないか、それだけが心配。

●大晦日
昔の職場の先輩が高知から地元に帰ってきていたので、コロナ禍以来ぶりに会ってインド料理を食べた。noteに書いたようなインド映画を普及する活動について語った。
インド映画について熱く語っていたら、店員のネパール人も会話に入ってきて、誰の何の映画がおすすめなどと盛り上がり、店員さんにDVDを貸してもらう約束までした。
すると先輩がしばらくして、「君のようなやり方だとインド映画好きの人口を増やすことはできない。ただ一部の狭いファン同士、深まっていくだけだ、それでは広がらない。君という人間の生き方は全般的にそういうところがあるよ。」と言われた。確かにな。
広げる気がなくて深まるばかりだから、付いてくる人も深さを求めている人ばかり。
インド映画の楽しい話をしているところに、どうして私の生き方について鋭く突かれなくてはいけないのかと一瞬イラっとしたが、非社会的だとか社交性のなさだとかの指摘が痛快で図星だったから結果的に面白い話となった。
帰りに実家に寄ったが、一言二言、家にいた家族と会話をして、みかんをポケットに入れてさっさと自分のマンションへ帰った。
ストレスはできるだけ遠ざけるのが吉。
我がマンションで1人で紅白を見ながらしめちゃんとLINEをしていたら、氷川きよしの話題の後に「ガスコンロどう?」と聞かれた。
全く、年の瀬にやなこと聞くねぇ。
もう2週間、段ボールに入ったままの状態で床に置いたままである。(箱は開けたが)
信じられへん、としめちゃんに言われた。
私はそんなつまらん嘘をつくような人間ではない。床に置きっぱなしにできる人間なのである。

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色が白いと汚れが目立つから、掃除する気になるからかえって好都合だって。
どの口が言うとんねんと呆れる。
ちゃんちゃらおかしい。
流し台の前の床にこんな巨大なコンロを置いたまま、2週間も放置して平気で生活ができる。
目立ちに目立っているし、邪魔なのに私は無視できる。
ロボット掃除機ボルンバだけが真剣に「ここに置きっぱなしだと邪魔、早く設置しろよ」と毎日13時に思っているはずだ。段ボールに体当たりしまくっている。大掃除なんて最初からやる気はないし、ボルンバオンリーだ。余談だが思い返せば、2021年の私は、ボルンバとの同居を始めて生まれ変わったと言える。床に物を散らばらせることはなくなった。大きな物はまだドンと置くけれど。ありがとなボルンバ。
しかし。
こんな大きい物を床に置きっぱなしでのうのうと無視できる人間が、白のコンロがちょっと汚れたくらいで掃除できる訳がない。
自分の策に溺れた。
掃除できるかな。
その前に設置できるかな。
年内に設置は諦めた。
1月1日の目標は古いコンロを外すこと。
1月2日の目標は新しいコンロを設置すること。
なんとも情けないけど、忙しいし面倒だし、嫌なことはやりたくない。やりたいことも面倒でやれていない。青く塗るはずの扉も途中でやめてしまっている。
でも嫌でもやらなければいけないことはやるし、やりたいことはタイミング次第でやる。
それが人生ってもんだ。
年始の温泉旅行の手配は床のコンロを跨いだりしながらサクサク行った。
本音は、もうちょっとちゃんとした人間になりたいが、古いコンロを外して粗大ゴミに出すこと、白のコンロを設置することから2022年は始めたい。
目標を立てるのは嫌いだが、これだけは掲げておこうと思う。


追記)
1日も2日もできなかった。慌てて3日の夜中にガスコンロの撤去と設置の両方をやった。そして、床の段ボールに、古い地獄のガスコンロを置いた。粗大ゴミの日まで…。

追記2) 
noteのスキを押した時に出る写真を丑年にちなんで牛にしてたのを変えようと思いつつそのまま寅年になってしまった。
旧正月までには変えるつもり。
もうしばらく牛をお楽しみください。




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