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その3、アマテラスの空想物語

❍はぁー私(の妄想)が止まらん

魏志倭人伝では

狗奴国王は素より女王と和せずとあります。

そして

記紀神話では

アマテラスは乱暴なスサノオに手を焼き、天の岩戸に籠もります。

このちょっと似ている一事だけでも、さまざまなストーリー(妄想)が浮かんできます。

今回も頭に思い浮かんだストーリー(空想物語)です。

❍なぜ天皇家に関する場所は宮崎県が多いのか

私の超単純理論で考えますと、天皇家が天皇家になる前は

宮崎付近を支配していた一族だった

のではないでしょうか。単純すぎますか?

❍高天原は北部九州にあった

超単純理論では、その様に考えています。天皇家の祖である天照大神は高天原で活躍します。恐らく、北部九州で暮らしていたと考えられます。

天皇家は宮崎を支配していた一族と考えています。この矛盾がなぜ起きたのか、超単純理論を用いて空想してみました。

❍北部九州はシリコンバレー?

当時の北部九州は、今でいうシリコンバレー(ちょっと古い)みたいな場所だったのではないでしょうか。つまり、養蚕や稲作の水耕栽培、鉄器製造などの、新しい産業が芽生えた地域です。そして、縄文時代にはなかった新しい発想がたくさんあります。

新しい産業を起こした人々は、大きな利益を得ます。後の鉄道王やビル・ゲイツなどを考えればわかります。一万年以上続いた縄文時代で初めての事です。北部九州で成功した人々は日本の初代貴族と呼べるかもしれません。

そして、取引関係にある海外の一族も、進出していたかもしれません。そのような地域に宮崎の名家が、チャンスを狙っても不思議ではありません。

つまり、家の相続とは関係のない意欲あふれる、三男坊や四男坊が北部九州に移り住んでも、おかしくないと思います。

そして、北部九州で成功を納める。子供を生む。その子供の中の一人が、後に天照大神となる子だったのではないでしょうか。

その子は高い人徳と政治力を、持ち合わせていたと考えられます。そして、南部九州にある大きな名家のお姫様です。ある程度の年齢になれば、イザナギやイザナミに認められ、高職を与えられたと思います。

イザナギが南部九州との同盟を考える時があったとしたら、そのような背景を持つ天照を担当にあてると思います。天照が交渉を行えば南部九州の国々はすぐに従うと思います。

魏志倭人伝によると、伊都国王は代々女王に従うとあります。それほど大きな名家だったと考えられます。

高い人徳と政治力のある天照は、その交渉以外でもイザナギに貢献できたはずです。そして、北部九州の王も大きな信頼を置いたはずです。そのような天照が後に高天原を譲られるのは当然かもしれません。

❍岩戸隠れ

高天原を譲られた天照に対して不服があったのか、海原を支配するようイザナギに命じられたスサノオは仕事をしません。

やがて、誓約(うけい)と呼ばれる政略を用いて高天原に入ります。入ったということは、天照がスサノオになんらかの役職を与えたのかもしれません。

高天原に入ったスサノオは乱暴を働きます。もしかしたら天照に対するいやがらせだったのかもしれません。

それに対して記紀神話では、天照が天岩戸という場所にお隠れになったと記します。そして、太陽神であらせられる天照が天岩戸に籠もったので、世界が暗闇につつまれたと伝えます。

❍歴史書としての側面から考えると

この記述に対して、文字通りに解釈して、日食が起きたなど何らかの奇跡が起きた、と考える人が多いと思います。

しかし、超単純理論で考えますと、天照は嫌気がさしたし、高齢でもあるし、高天原はスサノオに譲り、自分は政界を引退したと考える事が出来ます(笑)。

そして、気候温暖で本家のある宮崎で途生を過ごし始めたのです。仏門に入るような形だったかもしれません。もちろん当時は仏教はありませんので、魏志倭人伝によると鬼道だったかもしれません。

超単純理論では岩戸隠れの神話は歴史書としての側面から考えるとこのようになってしまいます。

一方、高天原をまかされたスサノオは、経験や人徳はとぼしいです。力強い神様ですので戦士であったら英雄だったかもしれません。

九州の各国の王は困り果てます。この状態を「世は闇につつまれた」と大げさに表現しているのです。神話という側面をとれば当然です。

このような状態を放置するわけにはいきません。神話によると、神々の作戦によって天照大神が岩屋戸から出てくる事になります。これは各国の王の推挙を受け、再び天照が政界に戻った事を意味しているのではないでしょうか。この時点で、邪馬台国の王となったのです。

姿を現わした天照大神は、天孫降臨や葦原の中つ国の統治継承問題、倭国独自の王位継承方法の確立など、次々と大きな成果を残します。

❍最後までお読みいただきましてありがとうございます

完全なフィクション物語として考えると、とても面白いのではないでしょうか。これからもこのような空想物語が浮かんできたら、書いていきたいと思います。

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大胆推理 邪馬台国

日本神話の正統な解釈はこちらを御参照下さい。https://www.jinjahoncho.or.jp

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