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議論の達人

議論の場において、他者の意見をていねいに受け取り、瞬時に自身の意見を投げかけることが出来る人がいます。
たとえそれまでと違った切り口の矢が飛んできても、滑らかに受け取り、穏やかにまた投げかけます。

滑らかに受け取り、穏やかにまた投げかけるその間に、何が起こっているのでしょうか。

1.思考整理
1)状況判断 その時点における他者の論旨の見極め
2)思考深化と拡大 他者の意見の解釈、自身の意見との関係、議論の方向性など
3)思考発散と収束 創造的に・批判的にさらに考えを繰り返す
4)思考設計 自身の意見をまとめる
2.思考言語化 わかりやすく、的確な言葉に置き換える
3.表現 わかりやすく、熱意をもって伝える

ざっと、このようなことを、瞬時に行っているのでしょう。日常的に、「思考と言語化、そして表現」のスキルが鍛錬されているのだと思われます。

「議論の達人」は、自分の意見を押しとおすことは決してしませんが、説得力がありますね。

これらのスキルは、簡単に身につくものではありません。ゴールがあるものでもありませんが、コツコツ磨き続けたいスキルです。


想いや考えを、伝わるように言葉に出来るって、良いですね。

村上紀子

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