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ビジネスセンスがあるひと

「あのひと、ビジネスセンスがあるよね」ーよく聞く言葉でもあり、よく使う言葉でもあります。ビジネスセンスがある人は、成果を出し、周囲からの信頼も得ている人です。安定感があり、リーダーシップを発揮する人たちが多いです。「ビジネスセンス」とは、何なのでしょうか。「ビジネスセンスがある人」を検証してみました。

まずは、「ビジネスセンスがある人」の特徴からキーワードを抽出してみました。「機転」「配慮」「行動力」、この3つのキーワードに絞り、考えます。

1、機転

まさに、かゆいところに手が届く「気の利いた」人。欲しい情報があるとき、さりげなくポンと差し出してきてくれる。メールで確認しなければいけないと感じているとき、早からず遅からずのタイミングでのメールをくれる。押しつけがましくなく、有益な提案をしてくる。例えて言えば、暑い時には涼やかに、寒い時にはあたたかに、ができる人ですね。
常に一歩先をみて、先回りして、迎え入れることができる人です。

2、配慮

状況や、相手の立場を慮り、感情をも汲み、心を配ることができる人です。その人がいま、どういう境遇で、どんな思いをしているのか、感じ取って行動ができる、あるいは言葉をかけることができる人。感謝、励まし、ねぎらいの言葉をまっすぐ届けることができ、哀しみの気持ちにそっと寄り添えることができる人です。

3、行動力

どんなに、一歩先をみることができても、相手の状況や感情に想いを馳せることができても、行動が無ければ何もしていないことと同じです。適切な時期に、行動する、あるいは言葉をかけることができなければ、「気の利いた人」にはなりえません。あえて、行動しない、あるいは言葉をかけないことも、それが求められる「とき」なのであればそうする。
臨機応変に、行動できる人ですね。

どうやって磨かれるのか。

ビジネスセンスがある人とは、機転が利き、配慮することができ、さらに行動力がある人といえそうです。なるほど、周囲から信頼を得て、仕事でも成果を出せそうな人ですね。なかなか直ぐに身に着けられることではないかもしれません。
「ビジネスセンスがあるひと」は、いったいどのようにそのセンスを磨いていくのでしょうか。

1)  一歩先をみて先回り

常に注意深く観察し、何が必要か、何を求められているか、あるいは何が起こりそうか、常に考えています。

2) 心に余裕をもつ

自分の気持ちに余裕がなければ、相手に心を配ることはできません。
平常心で、モノ・コトを俯瞰して捉えるということが身についてます。

3) 選択に責任を持つ

そのときをよみ、いつどのような行動をとるべきか、適切な判断をし、行動をしているということです。判断力と決断力が備わっているのですね。一定の仮説や選択肢から選ぶという判断をし、選択に責任を持つという決断をしています。

常に考え、平常心でモノ・コトを俯瞰して捉え、そして選択に責任を持ち行動する。同じことを体験しても、じっくりとよく考え、さまざまな角度からよく観察し、自らの意志による行動に結びつけていく人なのだと思います。いろいろなことやいろいろな人に、好意的興味を持って、接している人ともいえそうです。

想像力や好奇心を忘れずに、よくみて、よく考えて、喜ばれそうなことを臆せず、すすんでやってみる。そんなことから、意識してみると良いかもしれません。

暑い時には涼やかに、寒い時にはあたたかに、の気持ちで。

村上紀子

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