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乾燥肌タイプ別に整えて|産経新聞連載「薬膳のススメ」(101)

お肌、乾燥しません?
紙をめくるときとか…
スーパーのビニール袋とか…
お支払いのときのお札とか…
ハンドクリームを塗っても、あっという間にカサカサになりません?

寒くなったねぇ~!

心を笑顔にする薬膳師、神戸で漢方カウンセラーと国際薬膳師として活動している池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

11月7日は立冬で、冬のお誕生日。

これから寒さが厳しくなっていきます。

寒いときの邪気は「寒邪」で、ギュッと縮まったり、動きが鈍くなったり、冬眠状態に…。

毎朝、7:50に「今日の薬膳」というLINE公式を配信しているのですが、なぜか配信されず…。

よく見ると、明日の7:50に設定されていました!(笑)

私の脳も冬眠状態のようです…。

冬に気になるのは、寒さだけでなく、乾燥。

空気も乾燥していますし、お肌もカサカサ…。

ハンドクリームが手放させませんね。


お肌は血でできている

肌が乾燥すると、外からケアしようとしますよね。

私も、MARKS&WEBのBODY&HAND LOTION がお気に入りです。

ポンプ式だからキャップをくるくるしなくてもいいし、サラサラでたっぷり使えるし、無香料なのも嬉しい♡

バックは五行色体表…(笑)

https://www.marksandweb.com/store/g/gBCBH005/

でも、またすぐに乾燥するんですよね…。

外側から保湿をしても、内側から潤っていないと、なかなかキープできません…。

漢方的に考えると、お肌の潤いはけつで作られています。

血は、血液だけではなく、栄養をたっぷり含んでいるもの。

内臓の潤滑油をしていたり、つめ、筋、目、髪、心、脳に栄養を届けています。

血が足りなければ、つめが割れやすい、筋がつる、目が疲れる、髪がパサつく、感情が乱れる、記憶力や判断力が低下する…などが出ます。

また、血を必要としている目・心・脳を使いすぎると、血が減ります…。

私は、完全に消耗タイプ…。


補血しよう♪

中医学はバランスを取って中庸に戻すことを目的とするので、血が足りないなら血を補おう~!ということをします。

それを「補血ほけつ」と言います。

補血する食べものは、黒豆、しめじ、にんじん、ほうれんそう、なつめ、黒ごま、松の実、あさり、穴子、いか、いわし、牡蠣、かつお、さば、さわら、さんま、たこ、ひじき、ぶり、まぐろ、牛肉、鶏レバー、羊肉、豚肉、卵、牛乳など。

でも、これらだけを食べていても、血は増えないのです!


1.疲れやすい、食後に眠い方

気が足りない「気虚」タイプ。

この方は、補気する食べものを補血するものと一緒に食べましょう。

じゃがいも、さつまいも、山芋、かぶ、しいたけ、えび、さけ、うずら卵、甘酒、ワインなど。


2.貧血っぽい、記憶力の低下、コロコロ便の方

補血の食べものをたくさん食べてね。


3.軟便、食欲がない方

消化吸収システムの脾がダウンしているので、脾を整える「健脾」のものを補血のものと一緒に食べましょう。

米類、そば、大豆、豆乳、かぼちゃ、カリフラワー、ブロッコリー、れんこん、りんごなど。


4.腰がだるい、慢性疲労や加齢による体力の低下が気になる方

腎が元気がないので、腎を整える「補腎」の食べものを補血のものと一緒に食べましょう。

山芋、黒豆、ブロッコリー、クルミ、黒ゴマ、えび、干し貝柱、たい、鶏肉、鶏レバー、羊にくなど。


まとめ

乾燥肌と一言でいっても、タイプはいろいろ。

血があるかどうか…が問題ですが、消耗が多ければ消耗を減らし、作れていなければ原材料を増やしたり、製造工場を動かしたりしないといけません。

「これを食べたら改善する」というものも、ないことはないのですが、やはり「なぜそうなったのか?」を考えることが大事ですよね。

薬膳のベースとなっている中医学では、中庸をベースに考えて、「なぜ中庸から離れたのか?」を見極めて、もとに戻します。

それを生薬ですれば漢方薬、食べものですれば薬膳です。

薬膳、楽しいよ~!!

多くの方に学んでいただきたいです。

101回目の産経新聞連載「薬膳のススメ」で、「乾燥肌タイプ別に整えて」を書かせていただきました。

101回目の…と書くと、「101回目のプロポーズ」を思い出してしまうのは私だけでしょうか…。

「僕は死にましぇん!!」だね…(笑)
1991年に放送されていたんだって…
31年前…ということに、愕然としました…。

こちらから記事のPDFをご覧になれます。
↓↓↓

http://kenzenbishoku.com/media/pdf/221107_sankei.pdf


96回目からはnoteの「産経新聞連載「薬膳のススメ」マガジンに掲載していますが、95回目までは、旧ブログに掲載しています。
↓↓↓
http://norihime.livedoor.biz/archives/cat_50031045.html

次回は、12月ですが日程は未定です。

おしまい。



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