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ほっぺの内側に白いミミズ腫れみたいな線がある人は、食後に恐ろしく眠くなる

漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のり子です。

カフェでコーヒーの香りに包まれて、ノートに書くことが大好き。

それが、朝早いと本当に気持ちがいい!!

今朝はオープンと同時に「BLUE BOTTLE COFFEE 」へ。

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梅雨時期にはあまりヨーグルトは食べないのですが、体調も良いし脾もご機嫌だからグラノーラを。

私にとってもぐもぐタイムは、妄想タイム♡

今日もたくさんノートに書き込みました。


内頬にミミズ腫れのような白い線、ありませんか?

ほっぺの内側を舌の先で触ってみると、スーッと一本の線を感じることはありませんか?

鏡で見ると、ミミズ腫れっぽい感じの…。

たまに食事中や寝ているときに噛んじゃったり。

私もたまにあるんです。

他には…

□指輪が抜けなかったり、外したあとの型が戻らない
□ほっぺたが重い感じがする
□お顔の肉がブルドッグのように下がっている
□手の指を曲げにくい
□口の中がベタベタする
□お菓子を食べていないのに甘い味がする
□足首がゾウさんになる
□腕時計がきつく感じる
□お肉を食べたり食べすぎると胃がもたれる
□よだれが多い

3つ以上チェックが入った方は…

「脾虚」かもしれません!!

「ひきょ」って読みます。

脾というのは、中医学でいう消化吸収システムのこと。

それが虚するということは、脾がダウンしているということ。

脾は、湿気が苦手です。

こちらでも書いているので、読んで下さいね!


梅雨時期には香りです!

漢方相談にいらっしゃる方にも、脾虚の方が多いです。

年間通じて脾虚を整える健脾剤を処方することが多いのですが、その中でもこの時期に増えるのがこの子♡

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うちの看板娘たちに持たせてみました♡

この漢方薬が出だしたら、「梅雨だなぁ~」と思います。

そして、梅雨入りと同時に「先生、この季節が来ちゃいましたね…」と漢方薬のお送り依頼の電話が増えます。

藿香正気散(かっこうしょうきさん)は、湿度で疲れた消化吸収システム脾をヨシヨシしてあげる漢方薬です。

ただ疲れただけではなく、冷たいものを飲んだり、エアコンで冷えたときにもいい仕事をしてくれます。

夏カゼの処方として有名ですが、私は「夏までにバテちゃう人の漢方薬」と呼んでいます。

※漢方薬は自己判断せずに、きちんと診断してくれる医師または相談員に相談しましょうね。


「藿香(かっこう)」はとても香りが強い生薬の名前で、「正気(しょうき)」は冷えや湿気などが原因で乱れてしまった気を正すという意味です。

藿香や蘇葉(そよう:しその葉)など香りが高い生薬が多く含まれていて、冷たいものの摂りすぎや冷えなどによって弱ってしまった胃腸を助けます。

夏の食欲不振にネギ、みょうが、しそなどを使うのと同じです。

お造りにしそが添えられているのも、消化しにくい生魚を食べて胃腸が疲れませんように…という愛なのです。

胃腸がもったりする方は、香りが高いお野菜をもぐもぐしてくださいね。


朝、手をグーできますか?

この時期に多いのが、朝起きたときに手の指が曲げにくいという症状。

グーができないので、チョキを出されるとじゃんけんで負けます…。

寝起きにじゃんけんをする人はいないと思うけど…。

これも脾虚の特徴です。

他にも脾虚になるといろんなことが…

脾為気血生化之源、脾虚生痰、脾主肌肉、脾主四肢、脾開竅口、脾主涎…

漢字の羅列になりましたが、これでワクワクするのが中医学マニア♡

ひとつずつ説明しますね。

《脾為気血生化之源》
脾は食べものから体に必要な気血水(津液)を作る製造工場。
この工場が稼働しなくなると、エネルギーやパワーも作ることができないので疲れやすくなります。
内臓も動かなくなるので、心身ともにダウンしてしまうのです。

《脾虚生痰》
脾が働かなくなると正常な水(津液:体に必要な潤い)を作ることができず、汚れた水を溜め込んでしまいます。
むくみ、めまい、吐き気、体が重だるい、むくみ、下痢などを引き起こします。

《脾主肌肉》
脾が弱ると肌肉という筋肉と皮膚の間のハリがなくなります…。
力がなくなると肉が垂れ下がる…という悲しい現象が起こります。

《脾主四肢》
脾は食べものから栄養を作って四肢(手足)に届けています。
脾が弱くなると手足の先まで届かなくて、栄養不良が起こり、むくんだり力が入らず動かしにくくなったりします。

《脾開竅口》
脾がバランスを崩すと口腔内やお口のまわりにサインを出してくれます。
口内炎、歯茎からの出血、口角炎、唇の乾燥や腫れ…このような症状が出たら脾からの「助けて~!」というサインだと気付いてあげて下さいね。

《脾主涎》
脾が弱ると口から液体が出ます。つまり、涎(よだれ)。
横向きに寝ていたら、お口のまわりに湖ができた…というときは脾虚です。


食後に恐ろしく眠くないですか?

もうひとつ脾虚の特徴があります。

それは「虚労」という食後の睡魔。

うとうと…とするかわいいものではなく、がっつり眠い!!というもの。

セミナー受講生様にもいらっしゃいます。

お昼休憩のあとに「You!寝ちゃいなよ!」というぐらい、眠いのにがんばって起きていようとモゾモゾしている方…。

みなさん優しいから「先生がしゃべってるのに寝るなんて…」と思い、なにか食べてみたり、飲んでみたり…。

でもそれが逆効果!!

だって脾がダウンしてるのに、食べものが入ったら「なにすんねんっ!!」と脾が起こりますよね?!

普段は控えめでおとなしい脾ちゃんも、激おこぷんぷん丸なのです。

※「表現が古すぎて笑える…」というご意見を多数いただいております…m(_ _*)m

だから…ちょこっと寝ましょう。きっとスッキリしますよ。

大丈夫。怒らないから。


健脾しよう!!

ここまで読んで「あぁ…私のことだわ…」と思った方、もう大丈夫!!

元気に幸せに笑顔になれる方法があります!!

それは、「健脾」!!

脾が嫌う5つのことを避けて、健脾して下さいね。

◎ストレスや緊張
◎冷え(エアコンに気をつけて)
◎湿度
◎思い悩むクセ
◎暴飲暴食、脾が弱っているときにたくさん食べること

健脾する食材は、こちらをご覧くださいね。

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