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症状や病気を嫌うのではなく、ニュートラルな気持ちで過ごそう!

漢方相談のお客様の多くが、心や体に不調を感じています。
「病気」にフォーカスするのではなく、「その人」を見ているといろいろな話ができます。

病気って悪い?

心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。

薬膳スクールで講師をしたり、漢方薬店で漢方カウンセラーをしています。

私がこの仕事をするきっかけは、プロフィールに書いているので読んでくださいね。

漢方相談のお客様の多くが、心や体に不調を感じています。

ちょっと気になる…という方から、かなり重度で難治性疾患の方も。

軽症か重症かではなく、常に「その人」をみるようにしています。

特化しているわけではないのですが、私自身も経験したことから、婦人科疾患のご相談が多いです。

どの病気や症状も辛いのですが、婦人科系というのは本当に辛い…。

その疾患があることでいろいろなことを諦めたり、パートナーとの関係性や子どもを産む産まないという選択や老後に暮らし方にも影響してきます。

「子宮や卵巣の病気=ダメな自分」と思ってしまっている方も多いのです…。

そんなことないんだよ。
あなたは、あなたであって、あなたは素晴らしい。

ということを話すのですが、お腹には厄介なモノがある…。

「なんで私だけ…」
「こんなモノ、なければいいのに…」
「これさえなければ…」
「健康な人が羨ましい…」

そう思いがちですし、私も子宮内膜症で苦しんでいるときはそう思っていました。

でもね、私はこの病気を経験して良かったと思っています。

こうやって仕事をするきっかけにもなったし、健康のありがたさも分かったし、何よりも自分を愛せるようになり、人に対しても優しくなれたから。


病気も自分の一部

急性期の方や、痛みや苦しみが強い方にはあまり言いませんが、術後や症状が落ち着いた方には、このようなことをお話します。

「病気も自分の一部なんだよ」と。

私が重度の子宮内膜症のときに、「病気から学ぶことがあるよ」とか「なにかのメッセージだね」と言われて、「そんなもん、いらんわ!!いらんから治ってくれ!!っていうか、分かったように上からものを言うのやめて!あなたは健康だから分からないよね??」と逆ギレしそうになったことがあります…(笑)

でも「病気も自分の一部」という言葉は、ストンとハラオチしたのです。

「病気があるからダメな人」なんかじゃないし、たまたまその病気が自分の体の中にあるだけであって、その病気があるからこそ気づくことだってあります。

私は心臓の病気を持っています。
恐らく治ることはありません…。

でも、それを「嫌だ」と思い続けるというのは、ずっと自分の一部を否定することになります。

普段はまったく問題ないけど、なにかの瞬間に恐ろしく頻脈になったり、苦しくて息ができなくなったり、救急搬送されることもあります。

それでも、「私の一部」と思っています。

不安がないとは言いません…。
やりたいことを諦めないといけないこともあるし、悔しいこともあります。

そういうときは、感情をニュートラルに戻すことにしています。

感情って、ネガティブだったりポジティブだったりしますよね。

それをニュートラルにするんです。

ニュートラルになる

陰陽でいうと、「中庸に戻す」ということですね。

その際、3つのことを意識しています。

  1. 病気のことを調べない

  2. 未来のことを予想しない

  3. 「今」を意識して過ごす

よくやるのが、ネットでいろいろ調べること。

ネットの情報は、あなたのために書かれたものではなく、そこには何かしらの意図があります。

別サイトへ誘導する(病院とか)、ものを買わせるとか…。

もちろん、そうじゃないサイトもありますが、そういうものも多いのです。

でも、情報収集は大事です。

どうしても調べたいときは、時間を決めてやるといいです。

そうしないと、一晩中調べて疲れ果てた…ということに。

私はいつも30分。
タイマーを掛けて調べています。

たった30分?と思われるかもしれませんが、2時間したってあまり結果は変わらないのです…。

検索しても同じ結果ばかり…ということ、ありますよね。

病気があると、将来の不安はもれなく付いてきます。

症状が強く出ているときなんて、超ネガティブになっているので、「このままで老後は大丈夫だろうか…」「ひとりでいるときに倒れたら大変だから、結婚しないと…」「でもこんな私と結婚してくれる人なんて…」「生きていく自信がない…」とシクシク泣く…ということ、ありません??

私は、心臓の発作が出るたびに思います…。

怖くて怖くて震えたり、涙が溢れることもあります…。

そういうときは、まずは「そう思っている自分も、自分」と思って、ジャッジしないようにしています。

「そっか…そう思っているのか。いいんじゃない?」という感じ。

そして、「将来は、将来。勝手な妄想で予測しない!!」と自分に言っています。

それよりも、「今日食べた桃、美味しかったわぁ♡」とか「○○さんの言葉が嬉しかったなぁ」とか「今日のドクターイケメンやなぁ♡」とか、陽のことを探すようにしています。

それから、「今」を意識することを大切にしています。

そのときに「自分がどうありたいのか?」を思い出して、「今これをすることがその姿に近づくのか?」を基準に選択して行動します。

1mmでも近づくのであれば、OK。

例えば、薬を飲む飲まないということも、薬を飲むことで痛みを感じずに眠れて、明日も元気に仕事ができて、その仕事を通じて自分のやりたいことを実現していける…と思えば、薬を飲みます。

でも、明日は休みだし、ちょっとぐらいしんどくても明日寝ていたらいっか、あまり薬は好きじゃないしな…ということなら、薬を飲まないこともあります。

手術なども同じだと思います。

8年前に心臓のカテーテル・アブレーションを受けました。

いつ頻脈が出るか分からず、発作が出ると講義や講演ができなくなるし、その不安を抱えて立つのは耐えられない…と思ったのです。

この手術を受ければ、その不安が減り、笑顔で仕事ができて、ありたい姿に近づける…と思ったので、受けました。

でも、去年再発してしまってショックだったのですが、そこでも同じように考えたのです。

今の状態は薬で調整できるし、オペのリスクの方が高い…。

生きるか死ぬかのオペで死んじゃったら、ありたい姿どころかこの世からいなくなってしまう…。

しばらく薬で調整してみて、どうしてもダメならそのときに考えよう。

ということで、今はお薬のみです。

実は、それもあまり飲んでいないのですが…。

「病気のことを調べない」「未来のことを予測しない」「「今」を意識する」ということをずっと意識していたら、いつの間にか落ち着いていました。

「病気がある自分も自分である」と受け止めたことで、心臓も安心してくれたのかな…なんて思っています。

もちろん、2ヶ月にいちどの通院と検査はきちんとしています。

自分の心臓でも、自分で見ることはできませんからね。

病院で検査をしてもらって、それを分析してもらって、安心をもらえる。

その時間は、私にとって何よりも大切です。


自分への感謝が人への感謝に

ちょっとご機嫌斜めになりやすい心臓ちゃんも、私の一部。

そう思い始めると、「ご機嫌な心臓」も見えてきます。

「今日は発作が出なかった。よく動いてくれているなぁ」
「朝起きたときもご機嫌さん。ありがとう」
「ちょっと無理しちゃったのに、がんばってくれたね」
「心臓さんが好きな食べ物選んだから、ご機嫌なのね」

あんなに「なんで…なんで!!健康な心臓と取り替えたい!!」と思っていた心臓に、感謝できるようになったのです。

「リズムよく動いてくれている」

健康な人にとっては当たり前かもしれないけれど、私にとってはそれが本当にありがたい…。

そう思っていると
「肺が動いてくれているから、呼吸ができる、ありがたい!」
「胃が動いてくれているから、食べられる、ありがたい!」
「膀胱や大腸が動いてくれているから、排泄できる、ありがたい!」
「汗をかいて体温を調整してくれている、ありがたい!」
と感謝できることが山のように出てきて、とても気持ちがほっこりします。

これを毎日寝る前にしているんです。

自分に感謝できるようになると、人にも感謝できるようになりました。

「当たり前」が当たり前でなく、「ありがたいことなんだ」と思えるから。

自分に「ありがとう」、誰かに「ありがとう」と言い続けていると、心の緊張が緩み、体の緊張が緩み、ニュートラルになりやすいです。


「自分のこと」を知ろう

とはいっても、症状や病気は辛いもの。

まず、「自分の中で何が起きているのか?」を知りましょう。

そうするために、中医学では2つ方法があります。

  1. 体のことと発症のメカニズムを知る

  2. 専門家に見てもらう

「体のことと発症のメカニズムを知る」ために、理論をしっかり学ぶ必要があります。

勉強を始めたばかりでもできることはありますが、症状の弁証をするためにはかなり深く学ぶ必要があります。

めちゃくちゃ楽しいですよ!
一生物の知識です。

でも、「今出ている症状」には対応できないかも…。

そんなときには、専門家に見てもらうことをお勧めします。

漢方内科、漢方薬局、漢方薬店…など。

「どこでもいいか?」というと、そうでもなく…

ドクターは中医学のことを深く知らなくてもお薬を出せるのです…。

評判とかを見るのも良いかもしれませんね。

ものすごく良いドクターや漢方相談陰がいたとしても、あなたが自分の体に鈍感なら、ぴったり合った漢方薬を選ぶことができません…。

疲れているのに、「疲れていません」とか
体に力が入っているのに、「のんびりしていますから」とか
「尿回数は?」と聞かれて、「分かりません」とか…。

そうなると、舌や脈から探り出さないといけないのです。

これが、Zoomのときだとかなり難しい…。

最初の1回は、来店してもらえると本当に助かります。

2回目からはZoomでも大丈夫です!!

どうしても遠方で最初からZoomでというときは、かなり時間を掛けてお話を伺います。

でもやっぱり、電話とかメールでは診断できないので、お断りしています。

電話で「こんなに辛いのに診てももらえないんですね!」と怒られたこともありますが、それでもお断りします。

お辛い方にピッタリ合うお薬を選べなかったら、さらに辛くさせてしまうから。

代理でのご来店もお断りしています。
特に、子どもさんの代わりにお母様がいらっしゃるとき…。

お母様の主観が入ると診断がブレるのです…。

なので、子どもさんでも直接ご本人様とお話します。

お母様には別室で待っていただくこともあります。

そして、子どもさんには甘めの胃薬系を、お母様に鎮静の漢方薬を処方することも…

お母様が落ち着けば子どもの症状が落ち着くというのは、よくあることです。

お母様が悪いのではなく、十分がんばっているけど、どうしたら良いか分からなくて焦っちゃうんですよね…。

お母様に余裕ができて元気になったら、子どもさんも漢方薬を飲んでくれたり…

不思議ですが、あるあるです。

ご自身の症状もご家族の症状も、ひとりで抱え込まずに私たちプロに相談してください。

漢方薬が万能でもないし、西洋医学の方が早いこともあるし、どちらも必要ないこともあります。

その診断をすることができるので、お気軽に相談くださいね。

しばらく初診の受付を止めていましたが、8月より少し枠を増やします。

8月前半で承れる初診枠です。

4日(木)17:00~18:00
5日(金)11:00~12:00
6日(土)11:00~12:00
7日(日)11:00~12:00、13:00~14:00、16:00~17:00

ご予約システムから予約、または公式LINEからお問い合わせください。

ご予約システム
https://lin.ee/daqOI1D

公式LINE
https://lin.ee/JFuTSrF

電話はセミナーや漢方相談をしているときは出られないので、LINEでお願いします。


気になる症状や体質に合わせて、漢方薬をお選びします。

カウンセリング料[3,300円(税込)]+1日のお薬代×日数分
1日250円~800円 
※服用していただく漢方薬によって違います
※1ヶ月の漢方薬代は、15,000円~30,000円です
※ご予算がある場合は、ご相談ください
※漢方薬や商品のお買い上げ5,500円(税込)以上で、カウンセリング料が無料になります。
※現在は、漢方薬のカウンセリングのみです
※薬膳や薬膳茶のカウンセリングの再開は、秋以降を予定しています


みなさまの心と体が笑顔になれるように、しっかり診させていただきます!

おしまい。


イベントやセミナーなどは、リットリンクからご覧くださいね。


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