Birthday Musics Today (12/31)

これまで、ソーシャルメディア上で毎日その日誕生日を迎えた音楽家、ミュージシャンを紹介していましたが、タイムライン上に並べるより、どこかにまとめて書きたいなと思っていました。

若い頃、レコード屋さんをやりたいとか、FM放送局をやりたいとかそんなことをぼんやりと考えていたこともありましたが、この noteは、例えば “Birthday Musics Today” という朝のFM番組が今日も始まるみたいなイメージでお読みいただけるとうれしいです。

紹介する音楽家やミュージシャンは、あくまで私のアンテナに引っかかった人たちであり、網羅的に古今東西すべてを集めているわけではありません。個人的に、クラシックとロック、ブラックミュージックへの関心が高いのと、青春期を過ごした70年代の歌謡曲やアメリカントップ40なんかに偏りがあると思いますので、その辺りは笑ってお許しいただきたく…

令和元年となった2019年も大晦日ですね。今日が誕生日のミュージシャンの1曲目は、アフリカ系女性フォークシンガー、オデッタの”Waterboy”です。

★オデッタ（Odetta Holmes, 1930.12.31 - 2008.12.2）”Waterboy”

今後どうするかは分かりませんが、今日は生まれた順にご紹介しましょうか。2曲目は（というかライブまるごとなんで長いですが）アンディ・サマーズの1991年のライブセッションです。

★アンディ・サマーズ（Andy Summers, 1942.12.31 - ）”Andy Summers Live 1991”

アンディ・サマーズを知ったのは、10代の終わり Policeとの出会いでした。パンクムーブメント真っ盛りの当時、やはりパンク系の若者バンドという出で立ちで現れた Sting率いる彼らは、実はもうすでに老練なミュージシャンたちで、サマーズは元ソフト・マシーン、スティーブ・コープランドは元カーブドエアというかなりの曲者（^^ だということが後に分かったわけですが、レゲエ風味の楽曲は完成度も高く、大学生の私は夢中で聴いていたものです。次に、ポリスの1stアルバムからアンディ・サマーズの繊細なトレモロギターが美しいこの曲をどうぞ。

The Police - Bring On The Night（アルバムバージョン）

The Police - Bring On The Night（MV）

続いて、ちょっと世界観が180度変わりますが、ジョン・デンバーです。実はロックを知る前の私は、いわゆるアメリカのポップスが好きで、その流れでジョン・デンバーを知るわけですが、コロラドに住み、愛と自然を歌い上げるそのイメージに中学生時代に単純にすっかり感化されてしまい、バックパッキング入門という本まで買ってしまう始末（実際にはやらなかった辺りがまた…）でして、LPはほとんど持ってたんじゃないかなー。

ジーンズのコマーシャルソングにもなった“太陽を背に受けて”を憶えている人も多いでしょう。彼は不幸な事故でなくなってしまったわけですが、もし存命であれば大統領候補になってたんじゃないかなーと思ったり思わなかったり。

その彼も、大ヒットを飛ばすまでの音楽はどこか影が差すというか、声も少し暗かったりするのが面白いですね。

★ジョン・デンバー（John Denver, 1943.12.31 - 1997.10.12）"Poems, Prayers and Promises" 

続きまして、カナダのロックバンド Guess Whoのヴォーカリスト、バートン・カミングス 70年代のスマッシュヒットです。

★バートン・カミングス（Burton Lorne Cummings, 1947.12.31 - ）”Stand Tall”

誰？ と思った人も多いかもですが、“アメリカンウーマン”は聴いたことあるんじゃないですか？

Guess Who- American Woman

やはり70年代後半、アメリカントップ40に突然現れたのが、ドナ・サマーでした。今聴くとそうでもないけど、この頃初めて耳にしたこのデビュー曲は衝撃でしたねー、10代の少年には…（^^；

★ドナ・サマー（Donna Summer, 1948.12.31 - 2012.5.17）"Love to Love You Baby"

彼女は後に、ジョルジオ・モロダーと組んで、大ヒットメーカーとなりました。

それでは、真冬の大晦日ですが、本日ラストは、大黒 摩季さんで、“夏が来る”。今日は暖かくなるらしいので、どこか走りに行きましょうかねー！

★大黒 摩季（おおぐろ まき, 1969.12.31 - ）“夏が来る”