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Birthday Musics Today (2020/1/6)

1月6日の朝、今日が誕生日のミュージシャン"Birthday Musics Today"、1曲目はヴァン・マッコイです。

★ヴァン・マッコイ(Van McCoy, 1940.1.6 - 1979.7.6)”The Hustle”

70年代のディスコブームの中、日本でもヒットしましたが、彼はその数年後39歳という若さで急逝していたんですね…

やはり同じ頃デビューした、シスター・スレッジ。スレッジ家の4女にして、リードシンガーのキャシー・スレッジも今日が誕生日です。

デビュー後、もうひとつ伸び悩んでいた彼女たちを再びスターダムに引き上げたのがナイル・ロジャースでした。この頃のヒット曲は彼のカッティング一色という風情でしたが、ダイアナ・ロスの"Upside Down"など名作揃いです。

★キャシー・スレッジ(Kathy Sledge, 1956.1.6 - )”Sister Sledge - We Are Family” 

次の曲は“ママ・ソウル”と呼ばれ愛された、ドリス・トロイの”Just One Look”です。

★ドリス・トロイ(Doris Troy, 1937.1.6 - 2004.2.16)”Just One Look”

後のリンダ・ロンシュタットのカバーでご存知の方も多いんじゃないかな?

Linda Ronstadt - Just One Look

ドリス・トロイは、ピンク・フロイドの名作コンセプトアルバム“The Dark Side of the Moon”のバックヴォーカルにも参加しています。

初期のピンク・フロイドの中心メンバーだったシド・バレットも今日が誕生日でした。

★シド・バレット(Syd Barrett, 1946.1.6 - 2006.7.7)誕生。"Dominoes"

フェアポート・コンヴェンションのヴォーカリストだった、サンディ・デニーも今日が誕生日です。

★サンディ・デニー(Sandy Denny, 1947.1.6 - 1978.4.21)"Who Knows Where The Time Goes? (John Peel Show)"

この曲は、先日“青い眼のジュディ”で話題に上った、ジュディ・コリンズもカバーして、アルバムタイトルにまで使っています。

このライブステージで、フェアポート・コンヴェンションとサンディ・デニーとの素晴らしい出会いについて語りつつ、歌い上げています。

往年のロックファンとしては、Led Zeppelin IVのこの曲をご記憶の方も多いでしょう。

Led Zeppelin - The Battle Of Evermore

この曲で、ロバート・プラントと丁々発止の掛け合いをしているのが、サンディ・デニーなんです。

続いて、クラシックの世界から…

★ブルッフ(Max Christian Friedrich Bruch, 1838.1.6 - 1920.10.2)誕生。"ヴァイオリン協奏曲第1番" 

同じ時代にブラームスがいたので、どうしてもその影に隠れがちですが、旋律性豊かなメロディメーカーですよね。諏訪内晶子さん、98年の情感あふれる瑞々しい演奏。指揮はエリアフ・インバル…♫

続いて、私の大好きな作曲家のひとり、スクリャービン。ピアノロールによる自作自演をご紹介します。ひたすら素晴らしいです(涙

★スクリャービン(Alexander Scriabin, 1872.1.6 - 1915.4.27)“ピアノ・ソナタ第3番”

彼は、晩年神秘主義に傾倒し、誇大妄想とも言えそうな大構想「神秘劇」のスケッチを残して亡くなったのですが、それは、ピアノとソプラノと合唱付オーケストラ、そして単に音楽だけではなく、視覚効果、舞踊、香道などを含む観客参加型の壮大な儀式的舞台作品だったと言うのです。

残されたスケッチから、ロシアの作曲家ネムティンが26年をかけて補完完成させた作品がCD化されているので、ご興味のある方はぜひ聴いてみてください。但しこの2時間半の超大作も全12章からなる「神秘劇」全体のほんの序幕(3章)にしか過ぎないということなので、ちと覗いてみるのが怖い世界かも知れないですが…(^^;

スクリャービン:神秘劇序幕

続いて、浅田 真央さん、2006~2007シーズン全日本選手権の映像をごらんください。

いやー、全盛期の真央ちゃん、素晴らしいですね!

えっと思われたかも知れませんが、この時、真央ちゃんのフリースケーティングの曲に選ばれた“チャルダーシュ”の作曲家、モンティ(Vittorio Monti, 1868.1.6 - 1922.6.20)も今日が誕生日なんです。

それでは最後に、さきほどご紹介したスクリャービンの小品、“アルバム・リーフ op.45-1”をホロヴィッツのピアノでお聴きいただきながら、お別れいたしましょう。

私がスクリャービンにハマるきっかけとなったレコードの1曲目がこれでした。初めて聴いた時のゾクッとする感触は今でも忘れられません。


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