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大学は勉強をしに来るところ。

【部活動はサブカルチャー】
問題となっている日本大学。大学組織としては「アメフト部」は「広告塔の1つ」以上のものではなく、無くても学生の数は変わらない、ということだし、学部でさえない。本来、大学は勉強をしに行く場所で、部活動は大学にとってサブカルチャーの一部でしかない、ってことだからなぁ。廃部は当然、という理事も多いだろうね。文科省としても、そう考えざるを得ないだろうなぁ。

【磐石な日本経済の徒花?】
日大と言う組織にとっては、「アメフト部」とは、日本の磐石な経済のもとで、エンタメとして存在を許され、広告塔として便利だから使われていたにすぎない、大学としてはオマケの組織なので、前提条件としてあった「広告のお金が出せる状況」「国家的不祥事を起こさずにいる状況」から逸脱したんだからねぇ。逆にここで「切る」ことをしないと、文科省から大学としては認められない、ということにもなる可能性は高い。もう必要はないだろう、と言う声は現場では大きいんじゃないかな?

【学部での不祥事であれば】
仮に、大学の教授や学生が麻薬や覚醒剤などの不祥事を起こした場合は、学部はそのままに、その教授や学生だけが大学組織から外され、学部は確実に残る。学部は大学としてのメインカルチャーだからね。

【大学は勉強する組織に戻らざるを得ない】
いずれにしても、日大に限らず、こういった「(大学にとっての)サブカルチャー組織」は、そろそろ経済的にも維持が難しくなる時代に入っており、不祥事が露見したらすぐにお取り潰しとなるのは必須だろう、と私は思う。加えて、入学希望者としても、興味は従来に比べて多方面に渡る時代に入っており、アメフトに興味があるから、という入学希望者も、少子化も手伝って、でもあろうが減っていることだろう。

大学にとっての「サブカルチャー」の一つである「運動部」は、この時代、いよいよ役目を終えた、という感じが、私はするのだが。

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