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AIが作る完全な平和の時代

【あらゆる「勝負」はAIの勝ち】
囲碁、チェス、将棋はもちろん、シューティングゲーム、サバイバルゲーム、リアルな自動車レース、競馬や競輪は選手や馬の頭に埋め込むチップ、さらには本当の戦争のドッグファイト、地上戦、その全体の攻略立案、戦術や戦略に至るまで、全てに「相手に勝つため」に、人工知能の利用が進み、その全てにおいて人工知能が人間のプレイヤーを凌駕し、最後は人工知能同士のファイトになる未来が、既に見えてきている。

【将棋や囲碁は人間は強くない】
将棋や囲碁などのボードゲームは全てコンピュータのアシストを、新ルールで拒否せざるを得ないので、そうしている。人間ではないものが強すぎるのを嫌っているだけだね。

【戦争もAIがやる時代】
戦闘機のドッグファイトでは、既にシミュレーションが行われ、人工知能が圧勝している。実戦に配備されるには、あまり時間がかからないだろう。

【目標が明確だからAIが強い】
「相手に勝つため」という明確な目標があるため、1980年代の映画「ウォーゲーム(War Games)」の世界が現実になり、戦略立案を行う人工知能は核戦争さえ躊躇はない。人間を滅ぼす方が目的達成ができるとなれば、そうするだろう。そして最後には「全てのゲームは無意味」という結論を得ることだろう。そのとき、世界には戦争がなくなり、無意味な戦争をする存在である人間という種は抹殺され、平和な社会が訪れるのだ、というSFの世界が、おそらく現実になる。

【平和な世界に必要ないもの】
戦争のないユートピアには人間は住む資格がないんだろうな。

あの映画では、人工知能がシミュレーションで核戦争を行い、その「無意味」を悟り、起こるはずだった核戦争が回避される、というところで物語は終わる。量子コンピュータは理論上現在のコンピュータの一億倍の計算速度を持つ。実用化されれば、当然、そんなシミュレーションは一瞬だろう。

【「争い事」が無意味になる時代が来る】
私は「人間は二軍になる」と書いたが、勝負事の試合さえ「無意味」になり、なくなる未来が見えるではないか。

【神は我に似せて人をつくった】
聖書によれば、神は自身に似せて人をつくったとのことだ。人は人に似せてAIを作っている。それしか参考にするものがないからだ。であれば、間違いや争いをするAIができたら、それは大きな成果なのだろう。そのさきに、自らの間違いを自ら糺すまでの知性をAIは持つだろうか?

「人間?あぁ、そういうのがいた未開の時代があったよね」


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