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iPhoneの「後継」にはこれがいい。Pixel6aを使ってみた。

【最初に結論】
最初に細かいことは書かない。あくまで自分の場合の結論ではあるが「Pixel6aはお勧め」だ。この後の文章は読みたい人だけ読んでくれれば、と思う。iPhoneもあるんだが、iPhoneからはもうSIM抜いてもいいな。こっちにしよう。

ちなみに、自分の場合は、Pixel6aを普通に買ったし、iPhoneを使うにも、どこからお金をもらったわけでもない。あくまで自分の個人ですべて完結していることなので、このnoteにはどこからお金が出ているわけでもない、というのは、しっかり言っておこうと思う。

【高くなったiPhoneの後継としていいんじゃないの?】
いま、自分では仕事もあって、iPhoneとAndroidのハイエンドを既に1年以上併用して使っている。だから、全体的に見れば、どちらも一長一短だなぁ、というのが正直なところなのだが、今回発売されたPixel6aは爆安というほどすごく安いわけでもないが、それでも同じスペックのiPhoneよりかなり安い。割引なしの正規の一括払い価格でほぼ半額、とまでは行かないが1万5千円ほど安い(税抜き価格で - 先程の文章では「半額」と書いたが、そこまではいかないので修正しました)。毎年夏が終わるとiPhoneの新機種が出る度に気をもんで「そろそろ何世代も経過する古いiPhone機種変更して新しいiPhoneにしようかなぁ、でも円安で高いしなぁ」と思っているのであれば、この機会に「Android行ってみるか」は、このPixel6aが良い候補なんじゃないかと思う。あくまで自分の「感じ」で言えば、だが「iPhoneはあれやこれやで一括して10万円の買い物」なのだが、同じかそれ以上のものがPixel6aでは「だいたい6万円の買い物」という、そんな感じだ。

【指紋認証の安心もある】
この文章を書いている時点での現行のiPhoneの最新機種iPhone13でもiPhoneには指紋認証がなく顔認証しかない。Pixel6aは指紋認証に加えてパターン認証やパスワード認証など4つの認証がある(←さっきは間違えて書いていたので、直したのだが、Pixel6aには顔認証はない)Pixel6aは、いわゆる「お財布」のFelicaもあるし防水対応もしている。Pixel6aのCPUの速度は結構速く、ゲームで世界一を目指す、というのでなければ十分過ぎる応答速度だ。問題はこのご時世の「マスク」。やはり指紋認証はありがたい。

【Pixel6aに無いもの】
現行のiPhoneにはあって現在のPixel6aに無い機能として「ワイヤレス充電」「純正のスマートウォッチ」がない。加えてPixel6aは現在発売直後なので、バッテリーつきのケースもない。

バッテリーケースはおいおい出てくるだろうし、純正品のスマートウォッチは発売予定だし、今やスマートウォッチでも1万円ほど出せば純正品ではなくとも、かなりデザイン的にも機能的にも良いものが手に入る。「ワイヤレス充電」については前のnoteでも書いたが、エネルギーの無駄使いということもあるから、SDG'sとか言われる昨今ではあまり使いたくない。だから、自分としては特にワイヤレス充電機能は無くても構わない。実際に使ってみていると、電池はかなり持つように思う。あくまで自分が比較して使った感覚ではあるが。

【「ステータス」としては?】
iPhone/Appleには「なんかかっこよくて高いものを使っているワタシってステキ」みたいなところがある。これを「ステータス」と言うわけだが、自分の場合はあまりそれは気にしたことがないから、このnoteでは「製品を持つことによる満足感」みたいなことについて書くことはない。ただ、iPhoneはApple、という会社に限らないのだが「欲しがらせて買わせる」という「現代の資本主義社会」の優等生の産んだプロダクトであることには変わりなく、それはそれですごいことだなぁ、と仰ぎ見ることはある。一言で言うとPixel6aには「実用性」はこれでもかというくらいあるが「ステータス性」「ブランド性」はあまりない。それでも、最近のPixel6のシリーズはそれでもかなりそれが意識されたデザインになって来ているとは、個人的に思うが、それは現代のこの時点においてはPixel6aはiPhone/Appleには及ばない。ということは機能よりもなによりも「ステータス」が大事、ということであれば、iPhoneのほうが、現時点では圧倒的に良い、ということだ。自分としてはスマートフォンは金製品とか宝飾品ではなく、あくまで日常の実用品だから、あまり気にしたことはないんだが、気にする人はすると思うけど。とは言うものの、もうiPhoneは持ち歩かなくていいな、iPhoneに慣れちゃうと高くつく感じがするし、ステータスとしても、あちこちで称賛されているPixel6aのデザイン・内容で十分、という人は多いだろう。実際、Pixel6aを手にしてしばらくするとiPhoneがなんか色褪せて見えてきたことは、白状しなければならない。「時代の変わり目」を感じるのだ。

【細かいことだけど】
他にも、細かい事で言うと、Pixel6aはdocomoの使っているいくつもある周波数の1つが使えない。大きな影響はないんだけどね。あと、Pixel6aはiPhoneと同じで「5G」の「ミリ波」は使えない。既に5Gのスマートフォンも多いが、そのほとんどは「ミリ波」はついていなくて、爆速は出ないし、こちらが現在の5Gの主流になっちゃったようなので、それはそれで、現時点では妥協点かなぁ、というところではある。ちなみに、Antutuベンチマークについては、自分のものを調べたところ、だいたい総合で50万点くらいだから、現状ではハイエンドの域と言っていい。細かくてすみません。

【しかしPixel6aの販売戦略の凄さ】
一方で、今回のPixel6aの販売戦略の凄さもしばらくすると見えてきた。「ブランド」として確立しているGoogleの名前を最大限に使い「別に宣伝してくれなくてもいいですけど、あげます」と、多くのフォロワーのいるYouTuber・インフルエンサーに発売日の1週間以上前にプレゼント。更に事前予約した人には定価で1万円以上の純正のワイヤレスイヤホンを、期間限定ではあるものの、おまけでつける。そして肝心の本体には10万円以上はする上位機種と同じSoCを搭載している、というところを強調。「5万円で10万円の価値」とは、はっきり言えるものではもちろんないが、その「雰囲気」を出すことにも成功しているように、私には見える。時期的にも「円安でiPhoneは値上げで高くなった」ニュースが流れたこの時期で、かつ「次のAppleのiPhone発表は9月頃で、もっと高くなるんじゃないの?」と噂が先行するこの時期。噂には動じないAppleの絶対的とも言える秘密主義を逆手に取られた感じ、と、私は思う。「既にスマホは日用品で高級機種の時代じゃないよね。でも適当に良いものは少しお金出しても欲しいよね」という「消費者ニーズ」のキャッチアップ。「うちは高級品ですから(高くても当然)」という「感じ」を前面に出ているように、私には見えるAppleのこれまでの戦略では太刀打ちはできないだろうところまで「ぐいっ!」と短期間で持ってきた感じだ。良く敵を研究したすばらしいマーケティングだよなぁ、と、感心して私は見ている。誰だよ、こういうの考えたの?

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