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WindowsもMS-OfficeもMacも使わずに中古PCで電子出版した話

【Amazon Kindleで電子出版するときって】
Amazon Kindleで電子出版する、というのは、紙の出版で言えば「自費出版」のようなものだから、最初に大切になるのは「なぜ出版するか」なんだな。今やインターネットの時代で紙の本もネット検索して探す。だから、本を手にとって読む人も、本屋に行ってぶらぶらする、なんてことはしなくなった。であれば、ポロっと本屋においてある本、なんてのは、通り過ぎられるだけになってしまいかねない。本屋もかなりなくなっている。そろそろ、電子出版も、紙の出版も、読む方からすればそんなに変わりない、という時代が目の前に来ている。

【「紙の本」は多くの人の「共同作業」だから】
紙の本の著者になったことがあるのだが、紙の本というのは、出版社の方々との共同作業で、自分はその共同作業をする一員として、文章を書くだけだ。ただし、自分の役目はその人たちに支えられて「筆者」という「責任を負う」役目になる。そして、その責任に応じた「印税」をいただく代わりに「責任を負う」。その本に間違いなどがあれば、「間違えている」という言葉は筆者である自分だけに突き刺さる。その責任を負える立場にいるからこそ、筆者として選ばれるのであって「自分が筆者になりたい」だけではない。その「立場」は自分で決めるのではない。出版社で働く人たちが決める。自分が筆者として「役不足」と認められてしまえば、筆者という立場さえ与えられない。そして、筆者となって原稿を書く。その原稿を編集者が編集し、デザイナーが装丁を作り、原稿の合間の挿絵などを描き、印刷所の人が印刷する。そして、出版社の営業の人が書店を回って売る。電子出版が盛んになる前の「出版」とはそういうことだったし、今もそれを仕事にしている人は多い。

【電子出版は「人」がいらなくなったから】
電子出版では、出版社との契約もオンライン、Webに並ぶまでもオンライン。アダルトや暴力など不適切なコンテンツではないかのチェックはまだ人間がするが、今は人間の関与はその程度だ。売れて、そのお金を分配するのもオンライン。そうなると「筆者」の意味が紙の出版と変わる。一番変わるのは、執筆時などにめげてしまうようなことがあっても、誰もなんとも言わない、ってことだ。誰も励ましてもくれない。慰めてもくれない。せいぜいが、こちらの事情も知らずに足元にすり寄るミケだけが慰めてくれるくらいかもしれない(おいっ!キーボードの上に乗るんじゃないっ!)。自分が途中で筆を折っても、自分の本がだめになるだけだ。だから電子出版で一番重要なことは、

【電子出版で一番重要なのは「出版してみんなに言いたいことある?」ということ。】
それにしても、自分が書くものを公にするにはそれなりの理由がなければいけない。「有名になりたい・お金を得たい」でもいいと思う。でも、それだけだとなんか寂しい。「自分が勉強して、他の人はあまり知らないことをみんなに知らせて、よりハッピーな世の中を作ろう」というのがいい、と、自分では思う。それは、悪いことじゃない。そういう意思が強いかどうか?出版とは、そういう行為に変わった。

【で、実際にはどうしたかというと:「ハードウエア編」】
出版が必要だ、という「意思」。それがあるか。文章を書くことができるか?まずは電子出版では「これだけ」が重要だ。それがあれば、あとは方法論だ。まずは以下のものをハードウエアとして揃えた。

1.インターネットに接続できるPC
2.インターネット接続


それだけ。メモなどの執筆時に必要なもの、とか言う細かいものはとりあえず置いておく。ミケはこの時点では邪魔なだけである。

【で、実際にはどうしたかというと:「ソフトウエア編」】
以下「自分の場合は」ということで筆をすすめる。「PCだけじゃだめだろ?OSとかはどうするんだ?」ごもっとも。そこで、PCには、インターネット経由で「Ubuntu デスクトップ」というLinuxのOS(ブラウザなどのソフトウェア含む)をインストールした(無料です)。インストールには、職場のPCでインストールのUSBメモリを作って、それを使った。これは仕事でも使うので、一石二鳥。このOS:Ubuntuデスクトップの使い勝手は、WindowsやMacなどが使えるのであれば、ほぼ似たように使える。加えて、インストールした直後からオフィスソフトウエア(LibreOffice)も無料でついている。そのオフィスソフトウエアで、Microsoft社のWord/Excel/PowerPointなどで使ったファイルを、読んだり書いたりできる。さらに、グラフィックもGIMP」という無料のソフトウエアをインストールすれば、PhotoshopやIllustlatorなどと同じようなこともできる。ここまで、無料で揃う。なお、LibreOfficeもGIMPも、Windows上、Mac上で動くソフトウエアを無料でダウンロードして使うことができるから、既に「OSは使い慣れている自分のMac(Windows)で」ということもできる。

【で、何を作ればいいのか?というと】
自分はAmazon Kindleでの電子出版をターゲットにした。Amazon Kindleでは、以下のファイルを作って出版ができる。

1.原稿 (グラフィックなども組み入れたもの - Word形式でOK)
2.表紙の画像ファイル(JPGファイル)
3.「書名」「簡単な本の紹介文」(その場で決めてもいい)


ネット上の動画とかWebページで検索すれば出てくるから、ここでは細かいことは書かない。「Kindle 出版方法」などで検索すると、たくさん出てくる。簡単に言えば、上記2つ(1,2)のファイルを用意すると出版ができる。

ただ、これらのアップロードの前にAmazonとの契約をやらなければならない。そこで、出版印税の振り込み口座なども書き入れる。が、これがかなりの部分英語だ。わからないときは、ブラウザで翻訳して読んでもいい。

また、アップロード時に、細かい設定が必要だが、随時、しっかり読みつつ、設定していけばいい。「タイプセッター」など、細かい用語が出てくるが、わからないものは、そのままにするか、最初の選択肢を選択しよう。

重要なのはここだ。「なんだ、全部無料でできるじゃん」。
そう、あとは「出版したいという意思」だけだ。あとはミケの邪魔が入らないことを祈るばかりではある。

【出版した。。。】
●アップロードから出版までにかかった時間: 自分の場合は、だが、午前8時にミケのご飯をやって(←余計)、午前9時にAmazonのアカウントでログインして、Knidleの出版契約をして原稿と表紙をアップロードしたら、午後5時には、Amazonに並んで、誰でも買えるようになっていた。Amazonの中での審査もその時間の中で行われていた。

●出版後でも修正OK: 電子書籍は、出版後も間違いなどを発見したら、修正が効く。

●印税ってどのくらい?: Kindleの場合は現在、「Kindleだけで出版するもの:70%」。「Kindle以外でも出版するもの:35%」。例えば、1冊500円と値付けした本は、Kindleだけの出版だと、単純に計算すると350円の印税が手元に入ってくる。これらのレポートが毎月、メールでアップデートされたことを教えてくれるので、Amazonのサイトに行って「どれどれ、今月はどれだけ売れたかな?」と見に行くことになる。自分?実は全然売れて無い。。。毎月失望していたりするのだが、それはここだけの秘密だ。誰にも話してはいけない。ミケだけに話して慰めてもらっていることも秘密だ。誰にも言ってはいけない。

●電子書籍出版は誰でもできる。ただし売れるかどうかは別だ。ミケが邪魔しているわけではない。

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