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コーチングを学んで気がついた④

今回は私の体験を元にコーチングを改めて学んでわかったコーチングの学び方について書きましょう。

2008年にも学んでいたコーチング、10年以上前に研修を4日間受講していたことが判明しました。(笑)いや、自覚してましたけどね。2008年だったのか!と言うのは自分のスキルを棚卸をしていて確認しました。

ビジネス向けの集合研修だったのですが、この時の記憶ではコーチングはとても使えるコミュニケーションスキルだと認識できたこと、ビジネススキルとして必要なもの、管理職として必須であること、と理解しました。メモも熱心にとっていた事からも確認できます。

ところがこれを実践していくと上手く使えない周りが付いてきてくれない、挙句の果てにはこれまでの自分の会話と何が違うのかわからなくなってきました。


私はもともと人の話を良く聴くことは自然と出来ていたので、傾聴することは問題ありませんでした。ところが質問したり、意見を言ったりすることを苦手と感じていました。いわゆる主張が出来ないタイプです。

そんな状態でも例えば会議のファシリテーションでコーチングのスキルを使い評価していただいたり、部下との会話では聴く姿勢を重視したり、できるだけ意識して使っていましたが、やはり充分効果が出ているとは言えないと感じていました。


余談ですが聴く姿勢ができると聴きに来ない様にする姿勢もできました。忙しい時は聴きにくるなオーラを出す!感じです。(残念な上司です...)


そんな感じでコーチングの効果が十分には感じられなかった当時と今は何が違うのか改めて考えてみたいと思います。


あることがきっかけで、改めてコーチングを学びプロコーチになろうと決意できた2019年と当時2008年と何が違うのか?これからコーチングを学ぼうとされる方々の参考になればと思います。

さて、何が違ったのか?わたし個人だとスキル、経験、立場、社会だと環境、情勢、流行と言った年代による違いは確かにあるのですが、コーチングのスキルそのものに違いは無いと感じています。

2008年のテキストを読み返してみましたが、しっかりと体系立てて作られていて、そのまま使える感じです。正直凄いなと思いましたが、当然ですね。時代によって大きく変わるようなコミュニケーションスキルではないはずなので。

では、何が違ったのでしょうか?大きく2点あると考えています。


① 学び方が違う
これは学ぶプロセスが違うという点ですが、2008年は集合研修として座学で受講するスタイルだったと記憶しています。2019年も集合研修ではありますが、座学の時間よりも実践する時間・体験する時間が多く取られていました。

これは私の私見ですが、コミュニケーションスキルは知識として学ぶと同時に効果を感じられるまで練習をすることが必要だと考えています。2008年の研修でも演習としてロールプレイなど実施していたのは間違いないのですが、身につくまで何度も練習はしていなかったと思います。

さらに最初は型を決めて練習する方が効果的だと感じています。この点も2008年は特になく、2019年では会話の組み立て方を学び、その点を意識できたのがポイントでした。また視点の移動や焦点の当て方など、より実践的なスキルの習得も大きかったと思います。これにより練習が実践的で意味のあるものとなりました。


② 目的が違う
学ぶ姿勢にかかわる点ですが、2008年時点では「コーチングスキルを使えるようになる!」が目的だったと思います。2019年は「コーチングが出来るようになる・コーチになる」が目的だったので学ぶ姿勢が大きく違いました。

スキルを使えるようになることが目的になっていると本当に重要な部分が抜け落ちてしまいます。また2008年の研修内容も大切な部分(いま思うとですが...)には触れられていない事がわかります。大切な部分とはマインドです。


結論ですが、コーチングを学ぶのであれば、知識と共に実践することを重視してください。また実践する際はできるだけ型を意識して自分のスタイルを確立されることをお勧めます。さらにどの様な立場であってもコーチとしてのマインドを身に付ける事を大切に考えて学んでください。きっとコーチとして様々な人に関わることが出来るようになります。

ざっくりまとめるとこんな感じ
・基本スキルを学ぶ
・会話の組み立て方を学ぶ

・練習や実践経験を積む
さらに活用したいなら、
視点の移動や焦点の当て方なども習得


ぜひコーチングを体験してください。そしてできればコーチングを学びより豊かな人生を歩んでください。

さて、ここまで読んでどの様に感じていますか?感じている事をTwitterDMへお知らせください。お返事させていただきます。

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