合宿1日目3

小さなコワーキングスペースに、コミュマネを置いた理由

みんなで企てる、ヒミツキチ「コダテル」(宿泊ができるコワーキングスペース)は、2018年1月にオープン。おかげさまで、もうすぐ2年を迎えることができます。

オープン時の会員さんは、たったの2人

「コワーキング」「ゲストハウス」「コミュニティ」…に「??」がつく人ばかりのエリアで、多くの人から「そんなのやって大丈夫?」と心配されたんですよね。

地域の人からは、「あいつ、またなんか始めたぞ!」と白い目で見られたのも事実。(正直、寂しくて辛かったんですが、今となってはいい思い出です)

でも、1人、また一人と、口コミで会員さんが増え、今では市内外に30名超の方にお集まりいただく場・コミュニティになりました。

あらためて、関わってくださっている方に感謝を申し上げたいと思います。

3)会員さんとの交流

そんなコダテルですが、人数がそんなに集まっていない段階(15人ちょっとの時)に、「コミュニティマネージャー」(通称:「コミュマネ」)を設置しました。

コミュニティマネージャーとは…
コミュニティマネージャーという言葉の由来は、「コミュニティ(共同体)」を「マネージ(管理)」することからきています。社外(顧客、協力企業)と社内(社員)のいずれもがコミュニティであるとも言えますし、また、オンラインとオフラインの双方を含めたものです。
▲「シンアド転職」(https://syn-ad.com/blog/100)より引用


コダテルをつくろうと思ったときから、「コダテルは、単なる場所ではなく、コミュニティで勝負したい」と考えていたので、割りと早めに導入をしたんですけど、その理由は、主に次の3つの理由から。

これから、会社やコワーキングスペース、サロン等でコミュニティマネージャーの導入を検討している方の参考になれば幸いです。


1.新たな入会者に、コミュニティの「温度感」を伝える

会員の数が少ないときは、一人ひとりが顔の見える関係になりやすく、特定の話題等で盛り上がることができます。会員同士が仲良くなるのでいい感じには見えますが、新たに入ってくる会員にとっては、「未知なコミュニティ」であり、「馴染めるかの不安」を一定抱えています。いわば「コミュニティの温度が熱いのか寒いのか分からないけど、飛び込む」ことと同じです。

心の準備をさせてあげないまま、突き落としちゃうと、嫌な経験として残ってしまいますよね。なので、初期の段階(温度変化が激しい時期)だからこそ、コミュニティマネージャーが、今のコミュニティの温度を知り、新たな入会者に「温度感を伝える」(コミュニティへの関わり方を伝える)ことが必要だと思っています。

合宿2日目2


2.違った「光源」で会員さんを照らす

コダテルでは、基本的に私がすべての会員さんの悩みや夢をお聞きし、その解決や実現に向けて側面的にサポートをしていますが、どうしても私のサポートでは、一方向的なものになってしまいがち。

コダテルの基本的な考え方に「光を照らす」「輝く角度を見つける」というのがあるので、運営サイドとして、会員さんに向き合うコミュニティマネージャーの存在はとても大事だと考えました。コミュニティの温度をよく知っているコミュニティマネージャーだからこそ、”どんな温度で”光を照らせばいいのか分かるのです。

時には弱く、時には強く照らしていく…私とはまた違った「光源」をもったコミュニティマネージャーに期待するところは大きいですね。


3.ゆるやかに熱が「伝播」するコミュニティをつくる

「企てる」人が多く集まってくるコダテルにとって、会員さん自身が「意識の差」を意識しすぎる(感じすぎる)ことはあまりよくありません(他会員と比べて卑屈になってしまうこと)。

コダテル自体が、企ての大小に拘っていないことからも、その意識の差があってもいいことが許される温かいコミュニティをつくることは必須です。

コミュニティマネージャーがいることで、多様性を認め合えるコミュニティがつくりやすく、間に入ることで、ゆるやかに熱が「伝播」するコミュニティの土壌ができると考えました。

ポイント1


まとめ

3つの理由の中で、一番難しいと感じるのが「ゆるやかに熱が伝播する」コミュニティ運営です。簡単そうで難しいんですよね。

それぞれの会員さんのことを本当に知らないと、伝播は生まれないですし、失敗してしまうと、かえって「温度差を意識させてしまう」ことになりかねません。

「楽しそう」→「面白そう」→「知りたい」→「関わりたい」→「やってみたい」→…というように、じわじわと相手の熱が伝わり、熱を受ける側も熱量が高まっていくような工夫が必要です。

そういうコダテルもまだまだ試行錯誤の段階ですが、会員さんに寄り添いながら、「居心地のいいコミュニティ」を目指していきたいなと思っています。

気になる方は、温泉入る感覚で、雰囲気を感じに来てくださいね。
ぼくや、コミュニティマネージャーが程よい湯加減にしてお待ちしています!(笑)

あ、うちのコミュニティマネージャーは、まさとさんにお願いしています。


何か質問・リクエストがありましたら、こちらからお気軽にどうぞ。


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濵田 規史
「誰もが心掻き立てる”企て”を起こせる社会」を目指して活動中です。みなさんからのサポートが励みです。一緒に「企て」を起こしていきましょう!