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人は「○○らしさ」で社会性をまとう

 以前、知り合いの娘さんが就活中に、企業側から「普段大学に行ってる服装で来てください」と言われたらしく、リクルートスーツ以外に何を着るのが良いのか・・と母娘で悩んでいました。

 近頃は皆が皆同じようなスーツ(誰がいつ名付けたのかリクルートスーツと呼ばれるもの)に、黒髪で、まとめ髪か、清潔感のあるショートカットと言うスタイルに疑問を感じている企業も多いようです。

 面接官から見ると、もともと地味なスタイルの人なのか、「皆がやっているから取りあえず・・」と合わせているのかわからない。そんな、個性も考え方も見えない人を探るよりも、最初から内面を開示してもらう方が良いのかも知れません。

 さて、この就活スタイル。
就活生「らしさ」をまとうことで、就活生になるという心理状態もあるのではないかと感じます。外見が内面に影響を及ぼす効果というか・・。

女性らしさ

社会人らしさ

母親らしさ・・

 「らしさ」が分かりやすい人に好感を持つのは、どんな人か想像できるから安心するからではないでしょうか?

 そして自分も、いろんな「らしさ」をまとう事で、自覚を持つ。

 ですから、普段着ている服で個性を見たいと言われると、その「らしさ」が分からなくなるのも分かる気がします。

 ところでこの話、「ファッションセンスが良い人が得をするから、見た目をフラットにして中身で判断してほしい」と言う声もあるようです。

 でもでも!同じような服を着たら、本当にフラットになるでしょうか?それこそ、元々のお顔立ちが良い、プロポーションが良いなどの持って生まれたポテンシャルに目が行く可能性もないでしょうか?

 ファッションでカバーできるのは、一部の美しく生まれた人以外の人にとって、考えようによっては有り難い気もします(笑

 仕事に関する事以外に、外見にまで気を使わなきゃいけないなんて!と思う方もいるかもしれませんが、外見が全く必要ない仕事って、職種によりますが少ない気がします。

就活に限らず「らしさ」とは何か

深いな~と思ったので書いてみました。


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