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私のキャリアとキャリコンに出会うまで #2

こんにちは、noriccoです。
一人ひとりの働きがいを提案できるキャリコン目指して勉強中のキャリコンの卵です。

前回に引き続き、私のキャリアの棚卸しをしていきます。最後までお付き合いいただけたら幸いです。

#1はこちら

「誰もがステップアップと認める転職」

環境を変えようと決めて浮かんだのは3つの選択肢です。

1. 部署異動 2.グループ内の企業への出向(公募) 3.転職
人生100年時代がキーワードのように叫ばれており、1つの会社に入社から定年退職まで勤め続ける時代ではなくなっていると感じていたことから、ここで思い切って違う会社へ転職しようと決めました。

一つ大きな問題がありました。システム開発会社で一通りのスキル・知識を身につけていた今、どの業界で何をしたいのか、やりたいことは何なのか明確なものがない。ということです。
そのため、仕事をしていく中で、自分のやりたいこと、本当に好きな仕事を見つけようと、次の3つの条件で仕事を探しました。

1.システム開発の経験を生かしつつ、システム開発の上流(システム開発を決める前の意思決定の工程)からプロジェクトに関われる仕事。
2.自分のスキルアップにつながる仕事。
3.業界や企業に囚われず、幅広い業種や様々なプロジェクに関われる仕事。

と、もっともらしい条件をあげつつも、私の根底には、「周りに認められる会社に行きたい。ステップアップの転職をしたと認められたい。」という強い気持ちがありました。

結果的に、選択肢はとても狭く、コンサルティング会社を2社受けて私の転職活動は終了。

ありがたいことに、今の会社に出会い、一緒に働きたいなと思う素敵な先輩方にもお会いすることができ、入社を決めました。

ふわふわ生きている

コンサルティングファームに勤めながら、こんなこと言う人はなかなかいません。しかし、入社後の私は、コンサルティングファームに入社したことに満足し、切磋琢磨する同期もいなくなり、新しい目標ややりたいことも見つけられず、「ふわふわ生きている。」そんな感覚になっていました。

「やりたいことは自分の内側にしかない」

ある人との出会いで、ふわふわ生きてる状態は瞬く間にぶっ壊されます。笑
ある人とは会社の先輩なのですが、「やりたいことは、自分の経験してきたこと、考えてきたことにしかない。会社や案件に求めてもダメだ。自分の内側と向き合え。」ときつく叱られました。
この時私は、やりたいこと見つけるために転職したし、今までの人生振り返っても学生時代も、社会人人生も、何でもそれなりにこなせるけど、これといった物は何もないと途方に暮れました。
でもこの言葉をきっかけに、自分のやりたいことを自分の中に探す期間が始まります。

自分のやりたいことは何か

自分の内側にフォーカスしようと様々なことをしました。自己啓発本を読み、小説や偉人の自伝を読み、瞑想し、ヨガを始め、好きだったこと打ち込んだことを洗い出し、考えていること、興味のあることを書き出し、人と話し、他にもいろいろしてみましたが、どれも心からやりたいことと思えるものとは出会えませんでした。どれだけ本を読んでも、字面がサーと頭の中を流れていくばかりで、何一つ心に残らない日々が過ぎていきました。いくら考えても、どれだけ思い出しても、何もなさすぎて、絶望的な気持ちになりました。

私には、自分が経験してきたことにも、自分の内側にもやりたいことなんてなかったではないか。と叱ってくれた先輩を本気で恨みました。(読んでたらごめんなさい。今はとっても感謝してます。)

母親との会話に見つけた糸口

そんな中、実家で母親と会話をしているときに、ふと「自分のやりたいことの糸口」に気がついたんです。きっかけは、仕事の愚痴を話す私に対して母親が言った「あなたには働くという選択肢があって良いな。女性が働き続けるという選択肢は私の時代にはなかった。結婚して、子供ができて仕事をやめるというのが当たり前だった。」という言葉です。

時代の違いで片付けてしまうこともできたその言葉ですが、私には引っ掛かるものがありました。

その引っ掛かりは、社会において私たち一人一人が担っている役割(男性、女性、妻、夫、親、課長、部長など)に対して求められている、「こうあるべき」「こうしないといけない」「せざるを得ない」という既存の価値観に対して感じる不平等感や違和感に起因していました。

私は、この既存の価値観が大嫌いで、今までの価値観に囚われて自分の選択肢を狭めたくないという強い思いがあり、それが原動力であり、既存の価値観を壊してくことがやりたいことだとついに気づきました。過去の自分を振り返ってみても、私は、周りの考えや評価に捉われず、自分で考えて選択して前に進むときに最もやりがいを感じていました。

やっと見つけた

「私には何もない」と不安に思っていても、自分の中にやりたいことはありました。やっと見つけたと思った時は、涙が溢れたのを覚えています。やりたいことというのは、腹の底から納得し、芯の通った揺るがない感じがしました。

次回は、やりたいことが見つかって私の毎日の生活がどう変わったか、キャリコンに出会ったかをお話ししたいと思います。

続く。


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