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組織改善〜情報は足で稼ぐ!?

組織改善シリーズ第2回です。
前回は『険しい道のりの第一歩はこんな感じ?』でした。
今回はそのNextActionとして、はじめの一歩で立てた仮説の筋が良いのかどうかを検証しにいくというお話です。

前回、手に入るデータからいくつかの仮説を立てたので、これを検証していきます。では、どうするのが良いでしょうか?
✋「組織サーベイで状況をみにいきます」
・・・はい、まぁ無くはないっすね
✋「事業トップに仮説をぶつけます」
・・・無くはない、でもその答えを事業トップが知らないからHRBPがいますね。

ここでの僕なりの答えは
「現場に聞きにいく」です。
現場と言っても100人以上の組織だと流石にみんなに聞けないので、まずは現場を仕切って組織の結節点になっている部門長とミドルマネジメントの方々に話を聞きにいくのが良さそうです。

ちなみに、僕が実際にはじめの一歩で立てた仮説のイメージ図画像1

すっごい適当ですが、仮説としてはこんな感じ

1:プロダクトとプロモーションのコンフリクトがありそう
2:プロダクトサイドは、本当に一枚岩でまとまっている?
3:ちょっと謎の部門ありますけどどこかに吸収できない?
4:デザイン部のG以下問題ありそう
5:企画部門が中心の組織になっている

この仮説を元に部門長と話しをしていきます。
その際のポイントは以下

Check Point
1:全部門長に対して同じ質問をする
2:先入観は家に置いてくる
3:あくまで教えてもらうということを忘れない

そして、質問内容はこの3つくらいが良さそうです。
「部門の役割」「他部門との連携」「あれば組織の課題」
ついでにもう一つこんなお願いを付け加えておくのもお勧めです。
「管掌組織のミドルマネジメントの方に話聞かせてもらって良いですか」

と、つらつら書きましたが、足で稼いでどういう結果を得たのか?
を少し紹介したいと思います。

まず、仮説について
1:プロダクトとプロモーションのコンフリクトがありそう
👉見事にありました。そして、その理由もかなり明確に見えてきました。
 ただし、まだ構造的な課題のコアになる部分は見えず

2:プロダクトサイドは、本当に一枚岩でまとまっている?
👉見事な一枚岩でした。
 多少の綻びはあるもののクリティカルではないレベルでした

3:ちょっと謎の部門ありますけどどこかに吸収できない?
👉部門ができた経緯は把握できました。
 どういう条件が揃えばこの部門の機能を再配置できるかもわかりました。

4:デザイン部のG以下問題ありそう
👉この場では明確にわかりませんでした。

5:企画部門が中心の組織になっている
👉事業を運営していく上での起点になる部署ということがわかりました
 集権的な存在では無くスターターというイメージでした。

仮説以外にもわかったことがあります。
◉部門長の性格や特性が垣間見えた
◉一部、管掌組織のミドルマネジメントへのヒアリングを渋った

と、ここまで情報を得たら今度はこれらを図式化して組織の構造を深く把握していく作業に入るのですが、それはまた次回。

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