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noteとQiitaの投稿記事を分析し、「ビュー数」と「スキ」増加の施策を考える

現在絵のレンタルを行うWebアプリケーションの立ち上げに向けて準備しています。プロジェクトの詳細は、以前の記事をご参照ください。

今回、本プロジェクトを推進出来るように、これまでの私の投稿(note及びQiita)を振り返り、今後の施策に生かしていければと思っています。

💡記事の分析に活用
note記事:note ダッシュボードを使用
Qiita記事: Google Analyticsを使用

note ダッシュボード & Google Analytics による記事の分析

Qiitaとは

Qiitaとは、Qiita株式会社が運営するエンジニアに関する知識を記録・共有するためのエンジニアコミュニティサービスです。 私も数ヶ月前に登録し、プログラミングを学びながら、技術的な実装を記事にしてきました。

https://qiita.com/Nori777

LGTM数がもっとも多かったQiitaの記事

LGTMとは、「Looks Good To Me]」の略で、私にはいいと思うよ!問題ないよ!といった感じです。noteのスキに似ていますが、私の理解ではもう少し軽い感じ(好きまでいかなくても、いいんじゃないの?私は結構いいと思うよ!といったニュアンスも含まれると思っています)

このLGTMが最も多かった自身のQiitaの記事が以下です。ホットペッパーAPIを使用し、気になる飲食店を探すLINE Botを実装した記事になります。

私のQiita記事の流入経路を特定するために、直近5/18~24のユーザアクセスを分析してみました。

合計187人のユーザーが私のQiita記事を閲覧してくださり、そのうち87%がDirectとなっています。Directとはつまり、ユーザーが同サイト内で私の記事を見つけてアクセスした数になります。この187人のうち、90%にあたる169人が新規ユーザであることが分かります。
そして、閲覧総数を伸ばすためには、このDirectの90%に及ぶ新規ユーザーのアクセスを増やすことが不可欠と分かります。

仮説1:5つのハッシュタグの使用回数が閲覧数を左右する


ここで1つ仮説をたててみました。

仮説1:
Qiitaでつけたハッシュタグが人気であればあるほど、Qiitaの投稿記事へのアクセスが伸びる

仮説1を検証するために、私のQiitaの7つの記事のLGTMとハッシュタグの合計数の相関関係を調べてみました。Qiitaでは、1記事あたりのハッシュタグを最大5つまでつけることができます。ハッシュタグの使用回数が多ければそれだけ人気と言えます。
私の仮説では、「自身がつけた5つのハッシュタグの使用回数の合計が多いほど、閲覧数が上がる」という見立てです。

結果 1:記事投稿時のハッシュタグの使用回数は閲覧数を左右する

結果を上のエクセルの表にまとめました。
LGTMが一番多かった記事「気になった飲食店を探すシンプルなLINE Botを作ってみた」に使用したハッシュタグの記事総数は合計90,395と一番多く、人気ハッシュタグを使用したことがビュー数を引き上げていることが分かります。
一方でコンバージョン(=LGTM/ ビュー数)は0.3%と自身の記事では平均的な%でありましたが、ビュー数の増加が結果的にLGTMの上昇に起因しています。

留意すべきは、人気ハッシュタグの選択

定量的にみると、ハッシュタグの人気(使用回数)が、ビュー数(閲覧数)に与える以上は予想以上に大きいことが判明しました。

今後のアクション:
各ハッシュタグの記事数を参照し、ハッシュタグは出来るだけ人気なものを選ぶ

自身では伸びると予想していたが、伸びなかったQiita記事

一方で自身では伸びると予想したのに、あれっ全然見られてないよ!
とう記事がこちら。

先ほどのエクセルの該当部分を振り返ってみましょう。
ハッシュタグが90,395と、先ほど紹介したLGTMが一番伸びた飲食店を探すシンプルなLINE Botと並ぶ高使用回数の人気ハッシュタグを選んでいるのにも関わらず、こちらの記事は、ビュー数が871 と投稿した記事の中で一番低く、あまり見ていただけなかったようです。

英語の名言が毎日自動送信されるLINE Botの実装を紹介した記事で、ハッシュタグは、飲食店のBot紹介と同じ人気のものを使っています。
同じLINE Botの記事でも何で? っと少し思ってしまいました。

気を取り直して、整理してみてみると、唯一違うのはタイトルの内容です。タイトルの長さは比較的短く簡潔なものにしています。
使用したハッシュタグは、JavaScript,Node.js,api,初心者,linebotの5つ。
このハッシュタグ経由で私の記事を見つけたユーザーが、私のつけた「タイトルに興味を持ってくれたか」。ハッシュタグに相関する魅力的なタイトルと判断されてビュー数が伸びたのが「飲食店のBot」、逆に興味を誘うことが出来なかったのが「英語の名言Bot」の記事なのでは?と考え以下の仮説をたてました。

仮説2:タイトルとハッシュタグの相関が低いものは閲覧数が伸びない

仮説2:
ハッシュタグとの相関が高いタイトルをつけないと、読者は記事をみてくれない

色々考えている中、おもしろい記事を見つけました。統計学の回帰分析を解説している記事になります。
シンプルにいうと、回帰係数が傾きとなるため、上昇角度を決定するキモになります。つまり、前述した比較考察に戻ると、「飲食店のBot」は、回帰係数が高く、逆に興味を誘うことが出来なかった「英語の名言Bot」は回帰係数が低いということになります。

5分でわかる!「回帰係数」の求め方(回帰直線の傾き)

上記でお示しした回帰分析の求め方の記事のほかに、以下Qiita記事も参考にしました。
zureのAIで生成した中から、Rの回帰分析で探し出す最強のハッシュタグ

結果2:タイトルとハッシュタグの関連性が低い(回帰係数が低い)と閲覧数が伸びない

統計学上、回帰係数は相関係数に左右されるので、「英語の名言Bot」のタイトルが、JavaScript,Node.js,api,初心者,linebotのことを知りたかった読者の興味との相関関係が低かったことが説明できます。
個人的には、「様々な英語の名言を配信するLINE Bot」というタイトルの「英語の」の部分がNGだったと振り返ります。

Google Analyticsで分析すると、読者は98%日本在住で(一部海外在住の方もいて嬉しい!)、母国語は日本語の人が殆どだと思うので、英語の名言に興味を持たない読者が多いという結果だと思います。逆に「英語」というキーワードに興味を持たれた方は、記事を読んでくれて、コンバージョン(LGが上がったという結果です。コンバージョン(LGTM/ ビュー数)は、他の記事の2倍以上と高く、0.8%でした。
つまり、タイトルで既にスクリーニングしているので、記事を読んでくれた方の中では、「いいんじゃない!」と思ってくれた人の割合が高かったという結果と判断しています。

注意すべきは、タイトルとハッシュタグの相関性

統計学の回帰分析にもとづき、ハッシュタグとの相関関係の高いものをタイトルとして選ばないと、閲覧数が伸びないことが分かりました。

今後のアクション:
タイトルには、ハッシュタグの読者が興味がありそうな言葉を選んで、記事への興味を誘う

スキ数が最も多かったnote記事

偏愛マップを使って、自身が好きなことを「偏愛マップ」を作成して考えてみた記事になります。

特に人気のタグをつけたわけではありませんが、タイトルに「偏愛マップ」と「好きの熱量」という適切なキーワードが入れたのも良かったのかなと思っています。

仮説3:note記事では、キーワードをタイトルに含めるとビュー数があがる

仮説3:
適切なキーワードをタイトルに含めることは、ビュー数増加に起因する

結果3:短すぎるタイトル(キーワードが少ないタイトル)ではnote記事でビュー数は伸びない

上記表を参考にしても、自身の記事の中で比較的ビュー数が上がったものは、タイトルがそれなりの長さ(2行以上)で、キーワードが複数含まれていることが分かりました。逆に、「アートの重要性を考える」「アーティストに失敗したストーリ」という短いタイトル(キーワードに乏しいタイトル)の場合、ビュー数が伸びないという結果です。

思いを込めて書いてもタイトルに反映しないともったいない

結果3からの学びは、せっかく読んでもらいたくて思いを込めて書いた記事なので、タイトルにも適切なキーワードを反映するという学びを今回得ることができました。

今後のアクション:
note記事のタイトルには、記事で伝えたい適切なキーワードを網羅的に含めるようにする

自身では伸びると予測していたが、伸びなかったnote記事の考察

続いて、期待していたものの、ビュー数がそこまで伸びなかった記事はこちらです。
近所で閉店が相次ぎ、飲食店の客数増加につなげる企画を記事にしたもので、人感センサーを使用し、空席が多いお店がクーポンを発行するサービスを考えました。
「ちかクー」というクーポンのネーミングも考え、ビジネスの企画を音声録画したものを紹介しています。タイトルにはキーワードも複数含めて、画像も織り交ぜて記事にしました。

仮説4:  熱量はビュー数やイイネに反映される

自分なりに良い企画だと考え記事にしましたが、「自身の熱量」、「実現への想い」という面では、振り返ってみると他の記事に劣っていた部分があったかなと思っています。

仮説4:
自身の熱量は、ビュー数、イイネ数に影響する

結果4:
自身の熱量は、タイトル、本文にも影響する、読者にはしっかり伝わる

前述した、ビュー数およびイイネ数をもとに、他の記事も振り返ってみましたが、自身の熱量が大きい記事は、全体的にビュー数、イイネ数ともに伸びる傾向にあることを発見しました。

定性的な分析ではありますが、やはり自身の気持ち、思いは記事を書く上で大切だと感じました。自分では気づかなくても、タイトルや本文で表現している文章に、気持ちは伝わっていく。。ということはしっかり意識していきたいと思います。

記事を書く上で、自身の熱量を大切にする

今後のアクション:
記事を書く前に、何故読者に読んでいただきたいか? 熱量が大きいものを記事にする。自分の熱量を記事内で表現することも意識する。

初めて顔出し動画を出したので、反応が気になった記事の考察

こちら私の最新記事いなりますが、初めて顔アップで動画を制作し、記事に埋め込みました。台本を作って読み上げ、ガチガチに緊張してしまっていて、後からみるのも正直恥ずかしい感じです。。
現在企画中の画家の絵をレンタルするサービスの紹介ですが、一方でやはり読者の反応が気になりました。

仮説5:開示していくと共感が得られる

動画の出来栄えもイマイチなので、正直完成度は高くありませんが、開示という意味では、自分自身のこと、企画のこと、多くを開示して知っていただけるよう、表現しました。

仮説4:
自己開示していくと、共感が得られやすくなる

結果5:開示するほど気持ちが届いて、共感が得られる

結果60ビューで、7つのスキをいただくことができました。
正直、自分でも恥ずかしい中、一方勇気をだして踏み出した記事でもありますので、noteダッシュボードで結果を見て、大変嬉しく思いました。
ありがとうございます!文章だけでは伝わらない、自分の状態だったり、気持ちも多少読者の皆さまにも届いたのかなと思っています。

noteは密接に繋がっていくのに最良のコミュニケーションの場

noteとQiitaと比較すると、
ビュー数自体はnoteは少なく、Qiitaでは桁が二桁位増えます。
Qiitaの一投稿あたりの平均ビュー数が3,023に対し、Noteでは49です。(2022/5/26時点)
一方で、閲覧してくださった方がスキ(LGTM)してくれた割合を示すコンバージョンを比べると、Qiitaが0.1%に対して、noteでは13.0%です。つまり1割超の人が「スキ」までポチってくれたことになります。

Qiita記事は、実装面の技術的投稿のアウトプットに活用。
note記事は、自身の思い、考え、趣味、企画など、私にとって大切なことを今後も開示して、発信していきたいと思います。その過程で、読者の皆さまと繋がっていくことが出来れば、大変嬉しいです。

また投稿するだけでなく、noteの他の記事を見たり、コメントしたり、更に一歩踏み込んでnoteを活用していきたいなと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

引き続き、応援よろしくお願いいたします!

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