なぜ、話を聞くだけでお金が貰えるのか?コーチングやカウンセリングの価値とは?
「なぜ、人の話を聞くだけでお金がもらえるのだろう?」
コーチングやカウンセリングに対して、こう疑問に思ったことがある方も多いと思います。
僕自身も同じ疑問を抱えていましたが、
その答えは、心理と精神の違いを理解することで見えてきます。
今回は、心理と精神の違い、そして、友達とコーチの違いを通じて、コーチングやカウンセリングの価値についてお話しします。
心理と精神の違い
心理と精神の違いは何でしょうか?
心理とは、心の仕組みや癖、感情、本能、無意識などを指します。
一方、精神とは、概念、知識、技術、感覚、経験、有意識のことです。
心理は僕たちに備わっているものであり、精神は学び備えるものです。
より具体的に理解するために、友達とコーチの違いを例に説明します。
友達とコーチの違い
友達とコーチの違いは、どちらに意識を向けているかにあります。
友達は、あなたの話を自分がどう感じるかで聞きます。
そのため、相手との共感を求めたり、感情や好み、利益を基に話を受け止めることが多いです。
一方、コーチやカウンセラーは、あなたがどうしたいのかに焦点を当て、気づきを促します。
友達とコーチ、カウンセラーの違いは、ベクトルの方向の違いとも言えますが、さらに重要なのは心理と精神の違いです。
友達は心理的状態、つまり『思考の癖』の影響を受けながら話を聞くことが多いです。
『思考の癖』とは、自分でも気づかずに、同じパターンで物事を考えてしまう状態のことです。
コーチやカウンセラーは精神的状態で話を聞きます。
精神的状態とは、『思考の癖』が働きにくい状態であり、相談者の課題や思考の癖を見極め、気づきを与える力があります。
これが、コーチングやカウンセリングに価値がある理由です。
コーチングやカウンセリングの価値
精神的状態で話を聞き続けることは、決して簡単ではありません。
たとえば、道を歩きながら100円玉を探し続けるようなものです。集中し続けることは疲労を伴い、楽な状態ではありません。
心理的状態、つまり無意識で過ごすことがいかに楽かを考えれば、SNSが広がった理由も理解できます。
無意識にコンテンツを消費できるため、楽しさを感じやすいのです。
逆に、コーチングやカウンセリングでは、有意的状態、つまり意識的に相手の話を聞き、思考の癖を見抜くための集中力が求められます。
だからこそ、コーチングやカウンセリングには大きな価値があるのです。
また、お金を払ってコーチングやカウンセリングを受けることで、相談者自身も有意的状態になり、自分の気づかなかったことに気づけるようになります。
無意識で行える作業が増える現代において、有意的な状態に価値がある理由はここにあります。
今の時代に必要なスキル
コーチやカウンセラーは、心理と精神の違いを理解し、精神を鍛える必要があります。
相談者の話に感情や本能が働いたとき、それをコントロールできることが重要です。
このスキルは、カウンセラーやコーチだけでなく、今後の時代において多くの職業に必要とされるでしょう。
AIやロボットが無意識にできる仕事を代行する時代が訪れるからこそ、有意的な仕事ができる人間に価値があるのです。
心理の仕組みや癖をコントロールできるようになること、すなわち精神を鍛えることが、これからの時代に生き残るための重要なスキルだと思います。
自分の価値を高めるためにも、学び、挑戦を続け、精神を鍛えていきましょう。
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