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書籍 「多様性 〜人と森のサスティナブルな関係」 池田憲昭 2021年春 出版

ドイツ・シュヴァルツヴァルトに長年住む森林の専門家が、豊富な知見をもとに、人と森のサスティナブルな関係を描く。
《多様性》をキーワードに、「森づくり」から「地域木材クラスター」「モノづくりと人づくり」「森のレジャー」「森の幼稚園」さらには最新の脳神経生物学に基づく「文明論」まで、軽やかな文章で、わかりやすく多面的に解説。
科学的なデータや知見を踏まえた専門書であると同時に、《多様性》に魅了されてきた筆者の経験や思いがベースにある心に響くエッセイ。
コロナ禍によって、思いもよらず「さなぎ」のような静かな生活を強いられた筆者が、過去振り返り、今後の生き方を思考するために、子供たちの未来のために書いた。
「森の国」ドイツから「森林大国」日本の未来へ送る多様性のメロディ。

《目次》

はじめに 〜「多様性」に導かれて

第1章 気くばり森林業
- 「林」と「森」
- 明治のパイオニアがドイツから持ち帰ったもの
- 私が「森林学」から学んだ大切なこと
- 次世代への想いやりから生まれた概念「サスティナビリティ」
- 世代間の契約
- 時代の異端児 ガイヤーとメラー
- 将来の木
- 人と森をつなぐ道

第2章 日本でこそ森林業を!
- ヨーロッパの人たちが羨む「豊かさ」と「多様さ」
- 日本が持っている宝物の「量」と「質」
- 日本の森に「新・幹線」を!
- 将来木施業と狩猟で「林」を「森」に!

第3章 地域に富をもたらす多様な木材産業
- 多様な原木は、多様な製材工場を求む
- 「連なる滝(カスケード)」と「葡萄の房(クラスター)」
- 優秀な職人を育てる仕組み 〜マイスターは現場の先生
- 木という素晴らしい素材が使える喜び
- 木で音をつくり、世界へ出かける職人

第4章 生活とレジャーの場としての森林
- いつでも気軽に「Shinrin-Yoku」を!
-「生きた里山」が観光資源
- 森の幼稚園

第5章 多様性のシンフォニー
- 樹木たちの声を聞く
- 脳のコーヒレント
- 「結びつき」と「探索」
- 心の羅針盤
- 尊厳

あとがき・謝辞

参考文献

《著者プロフィール》
池田憲昭 1972年 長崎県生まれ
ドイツ在住25年。ドイツ語学文化(岩手大学)と森林環境学(フライブルク大学)の知識をベースに、2003年より、森林、農業、木造建築、再生可能エネルギー、地域創生などをテーマに、欧州視察セミナーのコーディネートやコンサルティング、日独事業のサポート、執筆、と多面的に活動。異文化コミュニケーションセミナーのトレーナーとしても、日独企業の良好な共同作業を支援。2010年より、ドイツの森林官らと、日本の森林事業のサポートとコンサルティングを行なっている。

販売サイト(ペーパーバック版と電子書籍版)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B091F75KD3

イメージスライドショー:
https://youtu.be/ZmwJY3dijxk

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