見出し画像

『多様性』から生まれた波紋

2年半前にいきなり世界中を襲ったパンデミックによって、動き回れない、人ともあまり直接交流できない、サナギのような生活を強いられて書いた本『多様性〜人と森のサステイナブルな関係』。突然訪れた静寂のなかで、過去と現在、未来を見つめ、自分を見つめ、これまで得た知識や経験を整理して、未来へ歩んでいくための心のかたちを整える、自己セラピーにもなりました。前書きにも書きましたが、まず自分のために書いた本です。

出版して1年半が経ちましたが、多方面から数々の評価やレビューをいただき、また紹介もしてもらっています。

世界的に有名な森林生態学者の藤森隆郎氏から長文の個人的な書評:
https://note.com/noriaki_ikeda/n/n0821d5634526

アマゾンで現在84件のグローバル評価
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B091F75KD3

『林業経済』(2021年 No.8)で長坂健司氏による書評
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390290172816342272

『北方林業』(2022年 No.2)川西博史氏による連載書評
http://lab.agr.hokudai.ac.jp/jfs-h/index.php?%CB%CC%CA%FD%CE%D3%B6%C8

『廃棄物資源循環学会誌』(2021年 No.6)で友田啓二郎氏による書評
https://jsmcwm.or.jp/journal/?post_type=journal&p=2507

『Vane(ヴェイン)』(2021年8月)で冨田直子氏による書評
https://www.vane.online/current_number/

『季刊地域』(2021年秋号)で野中優佳さんによる書評
http://kikanchiiki.net/contents/?p=6860

『山林』に関連記事掲載2021年12月号
「ドイツから日本へ、気くばり森林業のすすめ」
http://sanrin.sanrinkai.or.jp/

専門誌『山林』2022年4月号で書籍紹介
http://sanrin.sanrinkai.or.jp/

『グリーンパワー』(2021年7月号)で書籍紹介
https://www.shinrinbunka.com/publish/greenpower/23339.html

Forest Journal で私の記事と一緒に書籍の紹介
https://forest-journal.jp/market/31805/

『ウッドミック』(2021年8月号)で書籍紹介
https://woodmic.com

NPO法人 森づくりフォーラム のサイトで書籍紹介
https://moridukuri.jp/forumnews/review210912.html

また、慶應大学経済学部、岩手中小企業家同友会、ぐんま日独文化協会、持続可能なまちづくり研究会、エコハウス研究会、京都府産木材利用推進協議会など、多彩な分野から、オンライン講演の依頼を受けました。たくさんの人々が森林に関心を持っていることの表れです。残念ながら、大元の森林林業の教育機関や団体からは、まだ依頼が来ていません。お待ちしております。

2021年夏には、パタゴニア・ジャパンの社会環境部の方から、パタゴニア提供のFM長崎の番組「NATURE & FUTURE 」に、長崎出身者として出演依頼も受けました。

本を出版してから、以前からの交流が再燃したり、新しい交流も生まれました。『多様性』の改新版もしくは続編のアイデアも頭の中で熟成させています。その一端は、noteのマガジンにまとめていますので、よかったらご覧ください。
https://note.com/noriaki_ikeda/m/me81f176b0158

今回の出版は、普通の書籍流通には乗せずに、オンデマンド印刷のペーパーバックという方法を選択しました。オンラインでの販売のみで、注文が来てから印刷され発送される、という流通の無駄がないシステムです。執筆だけでなく、編集から販売まで、出版社に頼らず、自分でトータルでコーディネートしてやってみたかったこと、また普通の流通に載せると、せっかく印刷された本の3〜4割程度が返品・廃棄処分されてしまう、という残念な状況を回避したかったことが、これを選択し
た理由です。

嬉しいことに、売れ行きはまずまずで、これまで出版社を通して出した共著本で普通に刷られているのと同じくらいの部数が、「無駄なく」販売されています。

オンデマンド印刷本のコンテストで優秀賞もいただきました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004456.000005875.html

普通の流通には乗せていないですが、国会図書館をはじめ、全国各地の図書館にも置いてもらっています。私が営業をかけたり、献本したわけではなく、読者の方々が地域の図書館に希望を出されて、棚に並べてもらっているものです。

印刷本と電子書籍、両方出しています。写真は前者は白黒、後者はカラーです。電子より紙の本を手にとって読みたい、という方がまだ多いようです。紙の本を購入された方々のために、音楽付きでカラー写真のスライドショーも作成して公開していますので、よろしければ。
https://youtu.be/ZmwJY3dijxk


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?