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”#6 男性にもできる母乳育児” 「男性サラリーマンの育休体験記」

私は双子を授かったときに男性として育児休業を約半年取得しました。以前に、同じように男性で育休をとった芸能人がテレビで「やはり育児は女性のほうが適していると思うこともありました。特に母乳は男性にはできないですからね。」という発言をしていて、疑問に思ったので、この記事を書きます。

まず、私は少なくとも自分の経験の範囲では「育児は(生物学的な)男性と女性が協力する前提で進めるものの、男性が担ったほうが合理的な場面が多く、母乳も男性が与えることができる。」と思っています。

男性が母乳育児をできるのか

まず、男性が母乳育児をできるのかどうかですが、テクノロジーを使えばできると思います。私の子供は母乳と粉ミルクの混合で授乳していました。母乳を与える場合は、妻が直接与えることもありましたが、搾乳機で事前に妻が搾乳したものを冷蔵保存しておき、妻が休んでいる間は私が哺乳瓶で妻の母乳を子供に与えていました。双子だったので、妻の授乳の負担が大きくこの方法は積極的に取り入れていました。

搾乳機も手動のものと自動のものがあるようですが、我が家では自動で搾乳できる「ピジョン 母乳アシスト さく器 電動」を使っており、妻が搾乳する手間も最小限に抑えられており、アプリで搾乳の量のログ管理などもできていて、妻自身の健康管理的な側面も担っていました。

時短育児のため、我が家ではオプションの追加ボトルも買って、両胸で同時に自動搾乳していました。

男性母乳育児の方法

実際にどのように私が母乳を与えていたかを少し具体的に記します。

1.妻が搾乳機で搾乳

2.搾乳した母乳が入ったボトルに保存キャップをつけてそのまま冷蔵庫に保存

3.授乳のタイミングで、ボトルのキャップを授乳用ちくびに変えて、40度ほどのお湯で私が湯煎で母乳を温める

4.母乳が温まる間に子供を授乳できるポジションに移動させる

5.授乳開始

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です。搾乳部分以外はすべて私一人で完結できる内容です。

粉ミルクの場合よりも工数や手間が少なく楽に授乳できるので、私も妻がたくさん搾乳できたときは一緒に喜んでいたことを記憶しています。

育児は誰が担うべきか

このように男性でも母乳育児ができるということがわかっていただいたかと思います。一方で、母乳を出すことができるのは、女性ならではのことです。また、子供を体内で育てて生むという神業も女性にしかできないことです。ただ、育児には沐浴や着替え、抱っこなど、力仕事の部分も多々あり、そのような内容は男性が担うほうが合理的な内容だと思います。

このように育児は女性だけが担うべきものでもなく、男性だけで完結することも事実難しい部分もあり、パートナー同士が協力して進めていくものだと思います。もっと言えば、育児は家庭内では完結しておらず、保育園はもちろんのこと、両親の職場の協力、行政の仕組み、電車で居合わせた周囲の人の協力など、社会全体で担っていくものだと思います。

育休を通して、子供は、お母さんだけではなく、お父さんだけではなく、社会全体で育てるものだということを実感できたので、今後も育休をとる人が増えて、更に社会全体で子供を育てるという意識が広がればよいなと思っています。

読み進めていただき、ありがとうございました。よければ下記の記事・マガジンもご覧ください。



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