自由詩　夢

昨日見た夢は
やけに鮮明で
不思議な夢だった
色も薄っすら

自分でもこれは夢だと思いながら
まるで３D映画でも見ているような感覚でみていた
だが始まりが不明瞭
そこが悔しい

登場人物も亡き両親から
ヒュー・ジャックマンまで
色とりどり
全く知らないおじさんまで登場

わたしが何役だったのかは
はっきり覚えていないが、
おそらく本人が主人公だろう
夢なのだから・・・

宇宙なのか
新世界なのか
混沌とした薄暗い空間を
わたしは手をひろげて必死で飛んでいる

何かに追われているかようだ
そういえば自分の正体は不明
ただ感情だけはしっかりとあり
恐怖信で震えている

他の登場人物はまるで隕石のように
次々と縦横無尽に前方から飛んできて
わたしを通り過ぎて行く
ぶつかりそうなものだがぶつからない
通り過ぎる手前でその顔が誰なのか分かる

わたしは
自分より早く飛べるそうな
羽の付いた白馬を必死で捕まえ
それにまたがってまた逃げる

底なし沼のように見える下界には
焼け落ちたビルや
大きな高炉や
恐竜の残骸がなどが薄っすらと見えていて
底の底までは見えない

だがもうそこまで
何物かの気配が迫っている

振り向くとヤマタノオロチのような
だがもっとグロテスクな
多頭動物の首が幾重にも伸びてきて
あわや捕まるとというところで
目が覚めた

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現実の社会では

意外とカチカチで真面目な脳が
どうしてこんな荒唐無稽な夢を見るのだろう？

ヒュージャックマンなんて
もう１０年以上も観てないのに
夢に出てきてほんとに驚いた
最後に見たのはX‐MEN
あの映画は確かに好きだったが

この夢くらいSFっぽい物語が浮かんだら
もうちょっと面白いものが書けそうだな気がするが
実際目覚めると同時に
その物語の大半は忘れている

不思議な夢を見たときは
夢そのものを物語にしようかと試すが
起きているときの自分の脳は
なぜだか自分の内面ばかりを彷徨い
不思議な夢は跡形もなくなってしまう
一度くらい夢で見るような
荒唐無稽な物語が書いてみたい

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ところで何かに追われる夢をよく見るのは
どうしてか？
いつも捕まる直前か
ガクッと足を踏み外して
目が覚めるパターンが多い

もし夢のことに詳しく
夢の分析ができる方がおられたら
ぜひ私の夢の意味を教えて欲しい

もののけに追われし夢よ隙間風

今日もお粗末様でした

見出し絵はにょこぽんさんのイラストを
使わせていただきました
ありがとうございます

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