記事一覧

「猫を棄てる」感想文

もし、村上春樹が私よりずっと若い作家だったのなら、多分愛読者になってはいなかっただろう。同年代(学年は春樹氏は早生まれなので1年上)ということで、どのような内容…

noriko
4年前
13

見知らぬあなたへ

見知らぬあなたへ。あなたは私を知らない。私もあなたを知らない。 でも、あなたが休業要請を無視して営業しているパチンコ店で 必死にパチンコ玉と戦っているのを知って…

noriko
4年前

「猫を棄てる」感想文

もし、村上春樹が私よりずっと若い作家だったのなら、多分愛読者になってはいなかっただろう。同年代(学年は春樹氏は早生まれなので1年上)ということで、どのような内容、文章で書かれていても、きっと相通じるものはあるだろうと、思ってきた。年齢だけが同じでも、育った地域、学んだ内容、環境は悉く異なる処が、又魅力でもあった。そんな村上春樹としては久しぶりのエッセイを手にした。ある夏の日に、父と一緒に自転車に乗

もっとみる

見知らぬあなたへ

見知らぬあなたへ。あなたは私を知らない。私もあなたを知らない。

でも、あなたが休業要請を無視して営業しているパチンコ店で

必死にパチンコ玉と戦っているのを知っている。

どうぞ、あなたは多くの見知らぬ人から見られていると思って下さい。