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事業づくりとは、組織づくりである

※この記事は「LayerXアドベントカレンダー2023春」の31日目の記事です。
前回は@yu-ya4さんの「マネージャーであることを言い訳にせず、手を動かし続ける」でした。
明日はカスタマーサクセス サポートグループのyokoさんの記事です!

初めまして、noriといいます。

最近、LayerXというスタートアップに転職しました。

LayerXは法人支出管理(BSM)を提供する「バクラクシリーズ」SaaS事業、
Fintech事業、PrivacyTech事業などの複数事業を展開しています。

2023年1月に入社し、早いもので3ヶ月が経ちましたので徒然なるままに書いていきたいと思います。

これまでのキャリアを通して、いくつかの事業に関わらせていただきました。そして、社会にこれまでにない価値を届ける事業をつくっていきたいと考えて、LayerXに入社しました。

事業をつくるのは組織であり、事業と組織は切っても切り離せない関係にありますが、今回は私がこの会社に入社するきっかけにもなった、LayerXの「組織づくり」について書いていきます。半分私の入社エントリのような形になっております。



事業づくり×組織づくり

LayerXをはじめとして、T2D3*のような急速な事業成長を目指す上で、事業の成長に組織の成長が追いつかなくなるということは珍しいことではないと思います。

※ARRを毎年、Triple(3倍),Triple(3倍),Double(2倍),Double(2倍),Double(2倍)に非連続に成長させていくモデルで、ARRを5年で72倍にしていく。その頭文字をとって「T2D3」と名付けられた。クラウド領域で著名なVC「Battery Ventures」のNeeraj Agrawal氏が提唱したもの

スタートアップというのはこれまでにない価値を社会に届けるためにストレッチな目標を掲げ、非常に難易度の高いことを成し遂げようとしている環境であり、私はそんなスタートアップの刺激的な環境が大好きです。

一方で事業成長に伴って毎月数十名の新しいメンバーが増え、組織編成が変わることも珍しくないため、常に大きな変化が生まれる環境でもあります。

その中で、上述したように急速な事業成長に対して組織の成長が追いつかなくなる、ということが起きえます。例えばミッションバリュービジョンの希薄化、制度やルールの形骸化、セクショナリズムなど。

優秀なメンバーが増え、チームが大きくなり、掛け算的にできることが増えるはずなのに何故かうまくいかない、事業が思うように伸びない。私自身もそのような境遇に陥ったことがあります。

冒頭で述べたように、私自身、これまでにない価値を社会に届ける事業をつくっていきたいと考えています。またこれまでの経験から、事業をつくる力と組織をつくる力、両方を掛け合わせた企業で大きなチャレンジをしたいと思い、LayerXに入社をしました。

そういう意味で、組織作りへの投資、日々の改善や新しい取り組みは目に見えるように行われています。(事業に関しても、ものすごいスピードで成長しています)

LayerXは、企業文化に投資すること*を最重要イシューとして掲げていて、日々の意思決定、行動を無意識に体現できる「羅針盤」という行動指針が定められていたり、他にも組織づくりに対する施策がさまざまな部分で行われています。

私自身の採用選考プロセスにおいても随所にその点は強く感じていて、最終的にはLayerXの組織づくりに対しての「哲学」が入社の決め手になりました。

(採用で関わるメンバー、特にHRメンバーが真摯に向き合ってくれたこと、人の魅力も大きかった)

組織としての人格

入社理由のもう1つの理由が、「こんな人間でありたい」でした。

組織というのは人格のようなものがあると思っています。創業者が想いを持って法人として立ち上げ、人が増えたり社外のステークスホルダーと関わる中で思いが伝播し、いろいろな経験を経て、人間と同じように人格(組織格?)が形成されていくものだといつも考えています。

そして、その組織に所属してさまざまな経験をする中で、そこに所属する自分自身もその人格と似ていく部分があるなと、自分の経験からも強く感じます。

その上で、組織での活動を通して自分自身もこうありたいと思える、LayerXの人格が入社の2つ目の決め手になりました。

LayerXでは行動指針と、そこから派生する、大切にする行動を羅針盤として公開しています。今日は私自身がこうありたいと考える価値観の一部を、LayerXの羅針盤を引用しながら紹介したいと思います。


誰に対してもオープンで正直であること:「情報を透明・オープンにする」

LayerXにおける情報の透明性についての思想については福島さんの記事に詳細に記してありますので詳細のご説明は委ねますが、


私個人が考える「透明性」というのは、情報がオープンである(アクセスできる)というだけではなく、情報を適切な表現で届けること(表現力)、アクセスしたいと思える信頼関係、アクセスした後にフィードバックできる環境(心理的安全性)がセットであると考えています。

この点について、LayerXは非常に高い透明性があると感じています。

他部署のミーティングの議事録はもちろん、経営会議の議事録やアクセスできるだけではなく、全社会議で意思決定や想いの背景についての説明があり、経営陣といつでも気軽に1on1できる仕組みがあります。

私自身も、親しみやすく、自分の限界や失敗を認め、失敗を恐れず、具体的な言葉を用いて意義を伝えることができる人であらねばと感じています。(ちなみに社内では「顔が怖い」「近寄りがたい」と言われたことがあるのでまだまだ修行不足です)

社会に認められ・必要とされる存在であること:「徳」

顧客、社外のステークスホルダー、社会に対して、どんな価値を提供できるのか?経済的な尺度などだけではなく、それが信頼に足る行動なのか?という観点の議論がLayerXではよくなされます。

文章で書くと当たり前のように聞こえるのですが、お客様やマーケットと直に触れるセールスや事業開発の役割においては、売上や利益などの短中期の議論にフォーカスされることがあるので、非常に重要ですが難易度の高いことでもあります。

仲間、顧客、社会と共感する関係性をつくり価値を届けていく上で、人として、組織として、それは徳がある行動なのか、という視点は常に持ち続けていきたいです。

その他にも、「凡事徹底」「学習意欲(行動指針ではないですが)」など、自分自身が成長するために自然に身につけていきたい価値観がまだまだたくさんあります。

事業づくり=組織づくり

事業をつくる力と組織をつくる力、両方を掛け合わせた企業でチャレンジをしたいと思い入社をしたと冒頭でお伝えしましたが、これまで私自身事業づくり×組織づくりのようなイメージを持っていました。

LayerXに入社して感じたことは、事業づくりとは組織づくり(イコールの関係)であるということです。

組織をつくるために継続的に投資をすることで強い事業が作られている、そんなイメージです。

LayerXでは毎月頼れるメンバーが増え組織が大きくなっていますが、日々市場や顧客、プロダクトなどの状況が変わる中でも着実に、大きく事業が成長している実感を得ています。

正直これ以上の面白い環境はないと思うので、そのような環境を魅力に思っていただけた方、興味を持っていただけた方、是非お話しましょう。もちろん雑談でも。一緒に事業(組織)をつくっていきましょう。


社会に認められる事業(組織)をつくる

今日は、LayerXの「組織づくり」について(結局入社エントリメインに)書いてきました。

LayerXでの抱負として、社会に認められる事業(組織)を作っていく、そんな決意を持って楽しんでいければと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

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