「人に任せる」。
やっている活動が一人親方的な分、どうしても全てを自分でこなすことが是であり、その方が省エネで話が早いという気持ちをずっと持っていた。もちろんその根本は今も変わってはいない。
ただ、最近はそうしたものを手放し「できないことは人に任せる」ということが増えてきた。
人に任せる気持ちを認めると、心に余裕が大きく生まれる。余裕ができると、今のことに精一杯になるだけで終わらず、先のことを考えた動きが取りやすくなる。そして「自分に何ができて何ができないか」の判断軸もより強化される。
もう一つの副産物として、お願いがうまくできるようになると、かえってお願いをした相手から感謝される時がある。
それはきっと自分が感じる得感だけではなく、お願いされる方もその人にとって得だと感じるものがあるのだろう。僕自身がそうだが、何かしら人に貢献するときに味わう自己効力感は何物にも変えがたいものがあり、清々しい気持ちになる。
「貢献のしあい」のような構図がお互いに生まれると非常に理想的だ。お互いがお互いを慮り、押しつけにならない程度にかゆいところに手が届く気配りができたら最高である。
理想は「スタンドアローン」な人間たちが依存性のない関係を保ちつつ、都度支え合うイメージ。
一人で動くことには限界がある。いくら一人が楽だと言いながらも、誰かとの連携、コミュニティの確保、団結が一人より遥かに大きなエネルギーを生むことは明白だ。
そのためにも、僕自身「任せる」精神面積を拡充しつつ、もっと全体を見渡せる余裕を心に常時据えておきたいなと思う。
今日はこんなところで。
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