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マインドを選ぶ

 物を作り続けていると、ある程度手順も固定化されてくる。同時に、完成のイメージもある程度頭に抱きながら作ることが多い。

これが上手く働くときと、悪く働くときがある。

上手く働くときは完成への道筋が見えているので、そこに行くまでの過程を楽しめるバイオリズムで臨めるのだが、仕上がりのイメージが理想としてなまじっか頭に浮かんでしまうことによって、そこに到達するまでの手順や手間に対し、倦怠の気持ちが生じる時も正直ある。

身体が疲れているときほど、精神状態にも影響を及ぼしてしまうので、「こうしたい」というゴールが中途半端に見えることが、かえって作業への足枷になる場合があるのだ。

特に締め切りのない曲作りをしている時などは、その傾向が訪れやすい。

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 慣れることで陥るこうした悪循環は、作り手ならある程度はわかってくれるかも知れない。

ゴールを設定し逆算思考で考えることは重要だが、すべてにおいて採用しすぎると「いっぱしのクオリティ」を求めすぎて自分の首を締めることもある。

こうした時には、『何かを「やりきる」ことについて』という記事の中で綴った「とりあえずやってみよう」を持ち出すことも大事。イメージだけで頭でっかちになるよりも、手を動かしたら案外進むこともあるものだ。

気持ちをリセットし、テクニックなどに踊らされず、原始的に「キック、スネア」と打ち込んで行きながら感情のままに作っていくエモーショナルなマインドにチェンジするのだ。

そう、作り方というよりも、マインドだ。もっと言えば、いま時点で自分に最適なマインドを選ぶことだ。決して味わったことがない事態でもない。すでに抱いたことのある気持ちにギアを上手く切り替えながら、柔軟に進んで行くこと。

疲労困憊気味だったので、パターンを変えるための自分用メモとして残す。

今日はこんなところで。

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