「備品」は商品になり得る
ECサイトで注文いただいた商品を発送するとき、納品書を同梱します。その際、納品書を裸のまま梱包箱に入れるのはなんだかお客さんに失礼な気がして、かならず封筒に入れるようにしています。
そのときに使っている封筒は会社のロゴや住所が入ったオリジナルのもの。取引先に郵便物を送るときにも使えるので、何度も同じものをリピートして作り続けていました。
そんなある日、気がついたんです。
「せっかくオリジナルで作ってるんだから備品のままにしておくのはもったいない」「これはこれで商品として売り出せないか」と。
「備品」のままではコストがかかるばかりで、それ自体は一銭も生みませんが、同時に「商品」にもなってくれたら、いくらかコストを回収できるのでは。そんな考えもありました。
ただし封筒にうちの住所が入った状態だと、第三者が純粋に封筒として使うにはちょっとややこしい。
そこで自社の住所を入れないオリジナル封筒を作ることにしました。
こちらです。
書類を案件ごとにまとめて整理できる「WORKERS'BOX」といっしょに使えるデザインです。
ボックスの中で領収書や小さな書類、お手紙などを仕分けられ、その中に何が入っているかを封筒自体に書きこむこともできます。言わば「封筒兼仕分け袋」ですね。
▲箱の中に入った様子は2枚目の写真に
一応、定形郵便で出せる洋長3サイズにして、普通の封筒としても使えるようにしました。
なので自分たちでも引き続き「商品発送時に同梱する納品書入れ」と「取引先に郵便を送る際の封筒」としても使っていきます。
そんな「WORKERS'BOX」オリジナル封筒、その名も「ENVELOPE」を5枚セットの「商品」にして販売することにしました。
「ただの備品」が「商品」に化けた瞬間です。
さらによくばって「販促品」にも化けてみます。
4月30日までに「WORKERS'BOX」シリーズを1冊でもお求めいただいた方【全員】に、こちらの封筒を3枚セットにして【全員】にプレゼントすることにしました。
封筒がもらえるなら「WORKERS'BOX」を買ってみようかな、という方に訴求するアイテムというわけです。
というわけで、同じアイテムでも「備品」であり「商品」であり「販促品」にもなり得るという一例でした。
次はどの備品を商品化しようかな。
WORKERS'BOX の詳細はこちらです ▼
【松岡厚志 PROFILE】
ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー(ネーミングの専門家)、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師などの顔を持つ。
Web Site >>> https://www.atsushi-matsuoka.com/
Twitter >>> https://twitter.com/513MHz
Company >>> https://www.hi-mojimoji.com/
Name Designer >>> https://www.name-designer.tokyo/
Quest FM >>> https://quest-fm.com/
ありがとうございます。励みになります。