志望動機に必要なのはStoryです

働いたこともない会社の志望動機って準備が難しいと思います。逆に面接官の立場からすると、志望動機の細部を気にしているのではなく、ストーリーに着目しています。

残念なことに、「御社に入って○○がやりたいです!」とアピールしても叶わないケースが殆どなのです。(営業志望で経理とか、商品開発で営業とか普通にあります)

私も、新卒の際、どうしてもやりたい仕事があったので、「A事業部に配属されるなら御社に入りたいですが、それ以外でなければ入社したくありません」と伝えましが、入社して配属されたのはB事業部。。。
B事業部は花形の部署だったので、ある意味”成功”と言えるのかもしれませんが、私は納得できていませんでした。

入社してから半年程経った際に、私を採用した人事課長が同郷出身ということでご飯に誘ってくれました。そこで、「なぜ私はB事業部に採用されたんですか?」と尋ねたところ、「面接であそこまで強く自分の意見を言う学生はいない。今後B事業部は厳しい時代が来るけど、君なら乗り越えてくれるのではないかと思った。」と言うことでした。

中途採用もそうですが、入ったことのない会社、ましては経験したことのない仕事に対する志望動機って想像の域を出ないんです。つまり、面接官は、”それは違うんだけどね…”と思いながら聞いているのです。

では、何を見ているのか?それは、本気度や考え方だったりします。

志望動機がしっかりと準備されていれば”本気度”が伝わります。本気度は、”内定受諾”を意味します。そもそも内定を受諾しなさそうな学生に内定は出さないのです。

もう一つは、考え方です。志望動機のロジックの組み立て方で、その人の考え方や性格が垣間見えるのです。過去の経験をベースにする人、OB等の先輩の良さを挙げる人、その企業の社会的意義から説く人など、他にも色々なパターンがあります。
この考え方に正解/不正解はなく、この情報からどういった部署や役割が適しているのかシミュレーションしているのです。そして、追加の質問を考えるのです。

志望動機を準備している際に、”っちゅーか、そもそも仕事の内容をこっちが知りたいよ!”と思うのは自然です。それをOBやインターネットの情報から、仮説を設定して準備するしかないのです。

”なぜ”のストーリーを練り上げることが重要です。

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