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【50代の大学生日記 第37話】文学フリマに行ってみた

 私は文芸を学ぶ大学生で、今年の末には卒業制作の小説を完成させて提出しなければならないことをすっかり忘れかけていた今日この頃。正月以降、バイトから疲れて帰ってきたら、たらふく飲み食いして寝るだけの生活に終始してましたが、それどころではありません。
 ということで、失いかけている創作意欲を蘇らせるべく、昨日は『文学フリマ』というイベントに初めて行ってきました。
 『文学フリマ京都7』の会場は、みやこめっせ(京都市勧業館)。なんだ、私がバイト先の展示即売会でこき使われたのと同じ部屋だ。隣の京セラ美術館も作品の搬入搬出のバイトでちょくちょく行くし・・・・・
でも、肉体労働バイト以外で、ましてや趣味のためにここへ来るのは何年振りだろう。なんだかうきうきする。
 入ってみると、なかなかの賑わい!

会場内

ブースも500ぐらいあるらしい。まずざっとひと回りするだけでも20分ぐらいかかりました。文学の世界って老若男女を問わず裾野が広いんですね。

会場配置図

 ブースに座っている出品者は、前を通る人に積極的に声をかける人ばかりではなく、無言でじっと本を読んでいる人や原稿用紙を置いてまさに執筆中の人、「〇時まで不在」と書いたメモだけ置いて昼飯を食べに行っている人と個性的。しかし総じていえることは、私のように人相が悪く、何か事件を起こしたら近所の人にインタビューで「あのおっさん、いつかえらい事件を起こしそうやと思ってましたわ」と答えられそうな人はおらず(ちなみにこの年齢まで職質を受けたことはありませんよ)、それとは真逆の、事件を起こしたら「まさかそんなことをするような人には見えませんでしたわ」と答えられそうな人ばかりだったということでしょうか。(その代わり職質はちょくちょく受けていそうな・・・ 失礼なことを言うな!!)
 おもしろそうな本は立ち読みをして、作者(出品者)と話をして、気に入ったら買うのですが、作者が「〇〇の詩に影響を受け、〇〇の詩の文体で書きました」とか言っても、私は〇〇なんて知らんし・・・・・・ まだまだ勉強が足りませんなあ。
 自分の卒業制作の文章表現(特にエロ表現)の参考になりそうな短編小説などを中心に見て買ったのですが、気付いたらけっこうな数の本を買っていました。

いろいろ買っちゃった

2時間ほどいたでしょうか。あまりワクワクしてときめくような空間ではなかったですが、居心地はとてもよかったです。また機会があれば「文学フリマ」に行ってみたいし、いつかは自分も出店したいなとも思いました。
 さて、帰りに四条大宮で遅い昼飯を食べて、その後西院のジムで汗を流して帰ろうとしたのですが・・・・・・ 四条大宮の食堂のテレビでは全国都道府県対抗女子駅伝の選手はまだ京都御所のあたりを走っていたので、西院まで行ってもまだ西大路通は道路封鎖されていないだろうと思いながら嵐電で西院へ向かうと・・・・・・

西院の西大路通(封鎖中)

うわっ、最終区のランナーがもう西院まで来てる。どんだけ足早いねん!(笑)
しかも、鳥取県や島根県や奈良県、和歌山県のランナーが走ってる(ということはかなり後ろのほう?)
和歌山県のランナーが通過すると、婦警さんが「今だったら横断してもいいですよ~ 速やかに横断してくださ~い」と案内しはじめ、一時的に歩行者だけ封鎖が解除されました。えっ? この次のランナーはそんなに引き離されているの?
しばら~くしてから、再び道路が封鎖され、やってきました次のランナー。

頑張れ沖縄代表

やってきたのは沖縄県のランナーです。後ろに白バイや大会本部車や「解除」と書かれたパトカーやらいっぱい引き連れているところを見ると、これが最後のランナーなのでしょう。沿道の拍手もここぞとばかりに大きくなります。最終結果を見ると、沖縄県は46位の和歌山県と2分44秒差にまで追い上げてます。ここからゴールまでの間でだいぶん差が縮まったようですね。全国の選手の皆さんお疲れ様でした。ではまた。

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